心理カウンセラーの風湖です。
私は、心理学講師としてプレゼンテーションによるさまざまな伝え方なども教えています。
多くの人は、プレゼンのとき、どちらかというと情報を整理した上で、一生懸命ロジカルに説明をしようとしますよね。
しかし、それだけでは「正しいのだけれど、面白くない。」のです。
相手の興味を誘う伝え方として大切なのは、どう正しく説明するかだけではなく、その上にどう面白く表現するか、どう共感させるか、どう好きにさせるかが大切なのです。
正しい情報だけでは、「話はわかるけど、響いてこないし、面白くない。途中で飽きてしまう。」のです。
「面白い」というのは、笑いをとれ、という意味ではありません。
プレゼンテーションは、正しいか正しくないかではなく、「どう好きにさせるか。興味を持たせるか。」を意識しなければならないのです。
聞いている相手をどう惚れさせるか、そのために自分の人柄をどう併せて伝えきれるか。
これは、恋愛が始まるときの相手へのアプローチに似ていると思ってよいのかもしれません。
この世はまさに、高品質なものに溢れています。
つまり、正確なものが当たり前になってきているのです。
ですから、「高性能の上に好き!」と思っていただく必要があるのです。
正しいと訴える理屈だけでは、「悪くないけど、好きじゃない。」となり、プレゼンがあまり印象深くなりません。
プレゼンは、あなたの人間性を伝えるつもりで、あなた自身を好きになってもらえるような、人間力アピールが大切なのではないかと思います。