心理カウンセラーの風湖です。




 たとえばあなたが今、突然死んだしまったとします。

 するともちろんいろいろな問題が起き、残された人はとても大変な思いをするでしょう。




 しかし、半年から1年が経つと、当然ながらあなたがいなくても同じように人は暮らしていきます。

 いつの間にかあなたの死を受け入れ、世の中はまた静かに動いていきます。




 あなたがいなくなったあと、やり残したことがあったとしても、それを継いだ人が、あなたがやっていた時よりももっと能率的に効率よく、短い時間でやってくれるかもしれません。




 あなたが努力するのはとてもいいことです。

 汗を流し、人の倍以上働くのも美徳です。




 しかし、あなたがいなったらその仕事は誰かがやってくれます。

 だからといって、私は怠けろとか、働くなと言っているのではありません。

 結果にこだわることなく、なんでも背負いこまないで欲しいと思っているのです。




 結果を予想して、「こうならなくてはいけない」という信念を持って行動するだけでは、生き方として少し息苦しさを感じるのではないでしょうか。




 種を蒔きましょう。

 ただひたすら種を蒔くことに専念して、どんな花を咲くのか、実がなるのか、それは期待しないで次の人に委ねましょう。




 その人の人生の結果はどうなるのか、ではなく、どういう生き方が素敵なのか、魅力的なのか。

 そう考えて生きると、「種を蒔くだけでいい」という結論に行き着くのです。