心理カウンセラーの風湖です。
お釈迦様の言葉に、「対面同席五百生」というものがあります。
「生きている間に出会い、対面し同席する人というのは、最低でも五百回、人生を共に過ごしている。」
という意味です。
私達は、毎日の食事のほとんどを家族や友人や職場の同僚などと一緒にしています。
それ以外の人と食事をするというのは、そんなに多くはありません。
ということは、よく一緒に食事をする間柄というのは、普通よりもものすごく親密な関係であるといえますよね。
同様に、今は自分と気が合わない人であっても、飲み会やランチ会など、何回か一緒に食事をしたことがある人とは、それは前世までに非常に親しい関係があったと考えることができるのです。
つまり、私達には敵とか味方とかいう区別はなく、今生でのお互いの役割を演じながら、支え合い、助け合いながら生きていくということを、前世から決めて生まれて来たのかもしれません。
たとえ今生でどんな関係であったとしても、前世にはとても親しい関係であった人が、私達の周りに現れてきているということになるようです。
ずいぶん長いお付き合いに感謝ですね。