心理カウンセラーの風湖です。




 7月に入り、本格的な夏がやってきました。

 私の母親の83歳の誕生日が7月2日でしたので、その日、久しぶりに母親に電話をしました。




 「誕生日おめでとう」と、私が言うと、母親は「別におめでたくもないけどね。」「またひとつ年をとっただけで。」と、少し照れながら言っていました。




 誕生日のお祝いの日は、ひとつ年齢を重ねるという大切な日でもあるのですが、それよりも大事な意味もあります。

 誕生祝いの本当の意味は、年齢を重ねるという意味だけではなく、「あなたがこの世に生まれてくれて、ありがとう。」ということなのではないかと私は思うのです。




 「あなたがいてくれたおかげで、どれほど幸せで、楽しく、豊かな時間を過ごすことができたかわからない。この時代を共に生きてくれて、ありがとう。私と素敵な日々を過ごしてくれてありがとう。」




 そういう意味のお祝い。

 つまり、誕生祝いは、「感謝の日」




 そういう風に言われると、「別に嬉しくない。」とか、「誕生日なんて祝ってくれなくてもいい。」などとは思わなくなるでしょう。




 「あなたがこの世に生まれてくれたことに感謝します。」と言われて、嬉しくない人はいないのではないでしょうか。




 誕生日にはさらにもうひとつ意味があります。

 それは、その人の母親が命をかけてあなたを産んでくれたこと。

 それに対して感謝をする日でもあるのです。




 母親から私へ、私から子供へ。

 誕生日は、365日祝い続けても足りないほど嬉しい日なのですね。