心理カウンセラーの風湖です。
あなたの性格は、外向型ですか?それとも内向型ですか?
そう言われると、少し迷ってしまいますよね。
実は私達は、ほとんどの人が内向型と外向型の両面を持っていますので、時と場合によってその両方を使い分ける「両向型」の人が多いのです。
それでも人の生き方のスタンスは、外向型と内向型のどちらかに分かれます。
それは、周りの大人や環境など、その人の育ち方にも影響を受けています。
外向型と内向型の違いは、学校の成績にも現れるそうです。
一般的に、小学校から大学を通じて、内向型のほうが良い成績をとる傾向にあるようです。
ただしそれは、内向型のほうが知能が高いからというわけではありません。
内向型と外向型の間で、IQに差はないと言われています。
この違いは、学習環境にあるようです。
外向型は、刺激が多く、スポーツなども積極的にやりますし、文化祭や学校行事などにも高いパフォーマンスを発揮します。
ですから、幼稚園では外向型のほうが成績が良く表れるという事実もあります。
ご存知の通り、幼稚園では刺激の多い賑やかな環境で学習が行われますし、外向型のほうが評価も高くなりがちだからです。
ですから、幼稚園でいくら優秀だと評価されることが多かったとしても、その子供がずっと外向型である場合は、小学校以降も良い成績を取り続けるとは限らないのです。
さらにその特徴として、外向型は短期的な記憶力に優れ、内向型は長期的な記憶力に優れているそうです。
「質か量か」の視点も違います。
「速度を上げれば多くの仕事をこなせるがミスが増え、速度を落とせば達成する量は減るがミスが無い。」
という観点で比べれば、外向型は量を、内向型は質を優先させるのです。
外向型も内向型も、それぞれ違いはあるけれど、メリットもそれぞれあるのです。
その特徴を生かして、その人に向いていることをしていけば、どちらも成功に結びつくことができるのです。