心理カウンセラーの風湖です。
人生は、思いがけず突然悲しみや苦しみがやってくることもありますよね。
たとえば、突然の失恋や失業、ペットロスなどは、誰にとっても本当に辛いことです。
しかし、事実として本当に辛いことが起きたとしても、その経験によって自らの視野を広げることもできるのです。
「この経験にはどんな意味があるのだろう。」
「私は、どんな学びが得られたのだろう?」
そのように考えて、自らの視野を広げられた人は、本質的には「経験が実をむすび、心の花が開いた」という風に考えることができます。
そんな風に聞くと、なんとなく気持ちを誤魔化しているような気がするかもしれませんが、たとえ失恋をしても「恋が実った」と考えられる人は、自分に絶望していない人です。
そういう人は、「成功と失敗」という軸だけで人間を考えるのではなく、人生の意味や価値を「成長」という軸で考えることができる人なのです。
失恋や失業、ペットロスという、辛く悲しい物事があればあるほど、その人の人生の価値も意味も大きくなります。
人は誰でも傷つきます。
その時、その傷をどう解釈するかで、生き方を間違えてしまう人も多いのです。
なぜなら人は、一度でも深く傷つくと、傷つきやすくなってしまうからです。
つまり、傷ついたことで、「次は傷つきたくない。」と、防衛的になるのです。
防衛的になることで、さらに傷つきやすくなりますし、誰にも心を打ち明けられなくなるのです。
本当に自分の人生の価値と意味を心に刻み、その手に掴みたいのなら、失恋や失業などを体験して、大いに苦労して耐えて、なにかを見いだすことが大切です。
それを乗り越えた後には必ず、幸せが向こうからやってくるのです。