心理カウンセラーの風湖です。




 精神分析学の創始者、ジグムンド・フロイドは、「人は常に苦しみたがる」と、言いました。




 そう聞くと多くの人は、「私は苦しんでいない」とか「私はいつも幸せ」と思うかもしれません。

 しかし、本当の心の中の闇は、自分で正しく理解するのはとても難しいことなのです。




 悩みのない人はいません。

 人は誰でも悩みたくないと思っています。

 それなのに、なぜ人は常に悩みたがっているのでしょうか。




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 多くの人が「幸せになりたい」と願っているにもかかわらず、いつまでたっても「これが私の幸せ」と感じることができないのは、「いつか私は幸せになれるはず」と思いこんでいるため、今の状況に納得できずに苦しんでいるのかもしれません。




 つまり、まったく太っていないのにダイエットしたい人と願っている人が、もっともっと痩せたいと願い、「私はいつか痩せるはず」と思いこんでいて、いつまでたっても満足できずにいることに似ているのかもしれません。




 「幸せになるために、自分の心の中のなにが問題なのか?」を考えることができれば、未来は輝きます。




 なにもかも苦しみたがっているのに、幸せにはなれません。

 まずは、思い悩むことをやめて、素直に物事を見つめてみましょう。




 あなたが悩んでいるのは、自分はなにを認めないのか、自分はなにを無意識に拒否しているのかがわからないということなのかもしれません。




 何かに不安になったり、今の状況に納得できずに悩むことはとてもエネルギーがいりますし、身体中に緊張感が走ります。

 「なるようになる」と、考えてリラックスすることも大切な時間の使い方なのかもしれませんね。