心理カウンセラーの風湖です。
以前、「私達が大学で学んだことの4割は、10年以内に時代遅れになる」という話を聞いたことがあります。
現代は、たくさんの情報がSNSやメディアによって凄いスピードで簡単に手に入りますが、残念ながらそれらはすぐに古びてしまいます。
そこで求められるのが、過去や今の情報にしがみつくことなく、常に先の新しい知識を吸収する能力です。
なにかを学ぶこと自体は、特に難しいことでははありませんし、素晴らしいことです。
人間は、常になにかを学びたいという欲求に溢れていますから、毎日なんらかの情報を得ながら生きています。
人は誰にも自分なりの学びのスタイルがあり、日々の暮らしの中で、たとえば製品の取扱説明書を読んで使い方を理解したり、新たな状況に合わせてさまざまな方法を覚えたりしています。
その上でもっとも難しいのは、なにかを学ぶ時に、古い知識を捨てなければならないことです。
私達は、過去に執着し、古い知識や考え方をなかなか手放すことができないのです。
つまり私達は、日々の生活の中で「こうであるべき」とか「物事はこうでなければならない」という時代遅れの考え方を捨てられない人がたくさんいるということです。
古い知識や考えを手放すことは、これからの時代を生きる私達にとって不可欠の能力です。
時代遅れになった知識や信念を速やかに手放し、素直に新しいことを学べる人こそ、時代を制することが出来るのです。
なにか新しいことを学ぶ前に、古い考え方や価値観、信念を手放しましょう。
マインドセットを変え、先入観を捨てて、新しいものとの出会いを楽しむ人になりましょう。