心理カウンセラーの風湖です。




 年齢を重ねることを、不安に思いますか?




 日本の起業には定年制度がありますから、どんなに優秀でバリバリ働いてきた人でも、仕事から引退しなければならない時はやがてやって来ます。




 仕事から引退すると、その後の生活がストレスになって、命が脅かされることもあります。

 ある調査によると、退職の時期が1年早まるごとに人の平均寿命は2ヶ月ほど縮まるそうです。




 ですから、もしもあなたが引退するまで人生の楽しみを後にとっておこうとしているのならば、それは遅すぎるのかもしれません。




 「人は人生の前半は後半に憧れ、後半には前半を後悔して生きている。」

 というフランスのことわざがあるそうです。




 「もっと良く運動し、ヘルシーな食生活をして、健康を保てばよかった。」


 「もっといろんな場所へ旅行へ行って、さまざまな経験をしておけば良かった。」

 

 「他人の目を気にして,やりたいことを諦めてばかりいるのではなく、自分らしく生きればよかった。」




 仕事が生きがいで生きている人はたくさんいらっしゃいますから、仕事に充実感を感じている今は何も考えることはありませんが、退職が目前に迫ってくる人生の後半には「後悔の念」はたくさん出てくるといいます。




 そのひとつの対策として、今から退職の心配が不要な職業を選ぶことが理想なのかもしれません。

 しかし、いつかは会社を辞めなければならない日が来ることが当たり前だと思っている給与所得者には、「それは現実的ではない。」ですよね。




 ロシアの小説家、フョードル・ドストエフスキーの名言です。

 「人の人生の後半とは、前半に蓄積した習慣以外の何者でもないように思える。」




 今日から、気持ちだけでも焦らずに、少しずつゆっくりリラックス出来る時間を増やしていきましょう。




 そして、自分の老後の自分の姿をイキイキとイメージして、「今日からなにが出来るのだろう?」と思い描き、その「なにか」を今始めてみるのも素敵なことなのかもしれませんね。