心理カウンセラーの風湖です。



 「自分を笑い飛ばせず、大きく見せようとしてばかりいる人は、滑稽に見える。」



 これは、チェコの劇作家、ヴァーツラフ・ハヴェルの言葉です。



 何かを聞かれて、本当は知らないのにそれを知らないことがなんとなく恥ずかしいと思って、適当に答えてしまった、という経験のある人は多いのではないでしょうか。


 

 知ったかぶりをせず、素直に「わかりません」と素直に自分の無知を認められることは、実はとても難しいことなのです。




 しかし、謙虚になんでも「わからないことは、どんなことでも人に聞く」ということは、成功には欠かせない価値のある態度です。

 なぜなら、時代の流れと共に新しいことはどんどん生まれてくるからです。




 ですから、「知らない」ということがあるということは、ごくごく自然なことなのです。




 人は、自分を完璧に見せようとすればするほど、物事は上手くいかないものです。

 知らないことや、出来ないことを潔く認めて、わからないことを尋ねれば、自然に周りの人がみんなであなたを助けてくれるようになります。




 それなのに何故か私達は、職場でもプライベートでも「なんでも知っていなければならない」という、大きなプレッシャーを感じ、本当はわからないのに、わかっているふりをしてしまいます。




 あなたが何歳でも、どんな立場でも、わからないことがあったら会話の途中でも正直にそれを相手に伝えましょう。




 それまでの自分の言動と矛盾するからといって、誰かの意見に耳を閉ざしてはいけません。

 成功者とは、間違いや無知を積極的に認めることができる人なのです。




 人生では、なにが起こるかわかりません。

 常に正しくあり続けることなどできないのですから、時代の流れに合わせて自分を変えていくことは、とても大切なことなのですね。