心理カウンセラーの風湖です。




 今回は時間と空間という視点で、引き寄せの法則について書いてみたいと思います。




 私たちは、なにかを考えるとき、たびたび現在の自分から時空を超えていきますよね。




 たとえば過去を思い出す時は意識が過去に飛んでいきますし、未来を思い描く時は意識は未来に飛んでいきます。




 どうやら私達の頭の中にある人生の時間の流れの概念は、過去と未来が一本のラインで真っ直ぐ伸びていると考える人が多いようです。




 日本の認知科学者、苫米地英夫心理学博士は、「時間は未来から過去へと流れている。」と、言っています。



 私も子供の頃からそうではないかな、と思っていたので、これを聞いた時、「なるほど!」と、すごく納得してしまいました。




 私達が頭に描く時間の経過の流れは、現在から未来へ向かって流れていると考えるのが普通ですよね。

 



 しかし博士は、引き寄せの視点で考えるのであれば、「未来から現在へと流れている」という考え方を受け入れたほうが上手くいくというのです。



 なんとも驚きの解釈ですよね。

 それならばあとは、未来がやってくるのを待つだけで、なにもしないでいるだけで良いというのでしょうか。




 しかしそうではなく、未来から過去に流れるとは言っても、時間が流れる早さは一定ではなくバラバラなのです。



 ですから、受け取るためにはそれなりの準備が必要で、それが周波数となって「いつ届くのかわからない」のが、私達の運命ということになります。



 周波数が合っていなかったら、あっという間に自分の横を過ぎ去って、過去へと流れていってしまいます。




 そこで必要になるのが、将来に対しての偉大なる自分への目標です。

 そして、それを出来るだけ鮮明にイメージすることです。




 自分の未来がイメージとしてリアルに思い浮かべることが出来るのであれば、今、何を用意しておけばいいのかがわかります。




 反対に、自分の過去にどんなことがあったとしても、それはまだ来ない未来のためには必然であった、ということもわかりますよね。




 このような考え方を受け入れることができるのであれば、気持ちがふっと軽くなり、過去の悲しみや未来への不安は考えずに、真っ直ぐ目標に向かうことが出来るのではないでしょうか。