心理カウンセラーの風湖です。
誰でもなにかの専門家です。
たとえ良くない習慣であっても、何度も何度も繰り返し行っていれば、ある程度は詳しくなりますし、それをマスターしたことになります。
ですから、あなたが「このエキスパートになりたい。」と思うことに意識を向けることで、専門家になることが出来るのです。
私の場合は、心理学、カウンセリングを長い年月続けてきた結果、クライアントから求められることもあり、コーチングへと専門領域を変化しつつあります。
あなたは何の専門家になりたいですか?
その理由と、習得したことで人生にどんな良い変化が起こるかをイメージしてみましょう。
どんなことでも、専門家になるにはやはり時間と練習が不可欠です。
「一万時間の法則」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、スポーツでも音楽でもなんでも、何かに習熟して一流になるには、人は一万時間の練習(積み上げ)が必要だという意味の言葉です。
最近の研究では、この法則は必ずしも正しくないことが指摘されているそうなのですが、いずれにしても、どんなものでも一晩で何かをマスターすることはできません。
アメリカの実業家、W・クラメント・ストーンは、こう述べています。
「何度もひたすらに繰り返して技を磨いていくことが、その道の達人になるための黄金のルールである。」
自分の人生の目標がわからない、見つからないと悩んでいる人は、とりあえず今の悪い習慣をやめてみましょう。
それはたとえば、誰かの悪口を言う、誹謗中傷する、愚痴をこぼす、泣き言を言う、不平不満ばかり訴える、などです。
そして、今続けていることを「誰よりも長く続ける」ことに意識を向けることで、専門家になることを目指してみるのも良いことなのではないでしょうか。