心理カウンセラーの風湖です。




 「私達が人生で後悔するのは、何かをした結果についてではない。私達は、何かを"しなかった"ことを後悔するのだ。」




 これは、コンピューター科学者のランディ・パウシュの言葉です。




 人は誰でも後悔します。

 後悔は、私達を不幸にし、意気消沈させ、前に進もうという意欲を奪ってしまいます。




 人は、今まで経験したことのないことや、過去に失敗したことがあることに対して不安や恐怖を感じるため、それに挑戦することにはとても勇気が必要です。




 しかし、成功者とは、他の人が「ノー」と言う場面で「イエス」と言える人です。

 つまり、「イエス」というチャンスを逃さない人なのです。




 それはもちろん、リスクや現実的な問題を無視して合理的な判断をせずに、ただ闇雲にどんな話にも飛びつけばいいというわけではありません。




 しかし、一歩踏み出すべき時に、いつも躊躇ばかりしているのも、やはり問題なのではないでしょうか。




 「いま、忙しくて」

 「また次回、やろうかな。」

 「今までやったことがないから。」

 「興味はあるけど、今回はやめておくよ。」

 「他にもやることがあるから。」

 「今からじゃ、遅いよ。」




 このような言葉の裏にあるのは、躊躇や恐れ、疑い、先延ばし、リスク回避といったネガティブな考え方の癖が隠れているのではないでしょうか。




 そして、そのような言葉ばかり口にして「イエス」と言うチャンスを逃してばかりいると、成功は遠のいていってしまいます。




 人生は、「あの時、もしも…。」の繰り返しです。

 ですから、人は誰でも「あの時、イエスと言っておけば良かった。」と後悔するものなのです。




 それでも「イエス」と言うことに迷ってしまう人は、「イエス」という言葉を妨げているものはなにかを考えてみましょう。




 ・「イエス」と言うことを、忖度ではなく、自分の心から望んでいるのか?

 ・今日「ノー」と言ったら、自分は後悔しないのか?

 



 そして、そのようにじっくり考えて、「イエス」と言った方が後悔しないと感じることが出来たなら、そのときに他の人が「多分」「わからない」「おそらく」などと言っている間に、「イエス!」と言える人になりましょうね。