心理カウンセラーの風湖です。




 コロナ禍による2度目の緊急事態宣言が日本中を駆け抜けて、毎日メディアでは悪いニュースに溢れています。




 そのような良くないニュースを聞いた時、私達の頭の中でどのように解釈するかどうかは、私達が心を健全に保つうえで、とても重要な問題だといえます。




 しかし、最近はもう慣れてしまって、多くの人はただ単にニュースから目を背けているように感じます。

 自分のことではないように解釈し、まるでなにもなかったかのように生活している人も多いのではないでしょうか。




 つまりそれは、ネガティブなニュースを目にすることで感じる不安や恐れを避けるために、ニュースそのものを見聞きしないようにしているだけなのかもしれません。




 「コロナ鬱」という言葉もあちこちで聞かれるようになり、ネガティブなニュースは人の心にストレスを与えますから、自分の気持ちを落ち着かせるために、これは理想的な方法のように思えます。




 しかし、世の中の出来事を知ろうとしないことには、デメリットもあるのです。




 つまり、悪いニュースを知ることにも、実はメリットがあるということです。

 そのニュースを自分の問題としてリアルに受け止めることで、あなたが世の中を変えるために前向きな行動を起こそうと決心することも大事なことなのです。




 それでも、悪いニュースを知ると、それによってネガティブな感情にとらわれてしまう人も多いですよね。




 暗く悲しいニュースを見て、なんとなく気分が落ち込み、意欲を失ってしまいます。




 そんな時は、世の中は悪いニュースばかりではなく、それと並行して世界中の人々が楽しくなるような良いことも常に起こっているのだという事実も忘れないようにしましょう。




 「悪いニュースは売れる。

  人間の脳の扁桃体は、

  常に恐ろしいものを探しているからだ。」




 アメリカの起業家、ピーター・ディアマンディスの言葉です。




 あなたの幸せ人生を、悪いニュースのために邪魔されないように視点を変えてものごとを捉えましょうね。