心理カウンセラーの風湖です。




 ゴールデンウィークに入りましたが、今はまさにコロナ禍で、毎日どうやって過ごして良いのかわからない日々が続いています。




 誰かと会って楽しく過ごしたいと思っても、今は我慢の時なのです。

 気持ちはモヤモヤしますが、たとえ今までとは違っても私達は相手に対して優しい心でつながることができます。




 リモートや電話やメールなど、昔と違って相手とつながる手段はたくさんあります。

 AIなどに頼るだけではなく、コロナ禍の今は「人間らしさ」が求められている時なのかもしれません。





 つまりこれからの時代は、なによりも「思いやり」が大事になってくると思います。

 思いやりは、誰かに会えなくても人の心に寄り添い、役に立つことを地道に続けていれば、培うことができます。




 たとえあなたが誰かと会えなくても、あなたの仕事が突然無くなっても、病気になったとしてもも、そういう時に「あの時親切に気遣ってくれたから。」と、恩返しをしたいと思ってくれる人がいたとしたら、あなたはとても幸せを感じることができます。




 地道に大切なものを誰かにずっと与え続けていると、やがて「信用」が生まれます。

 そんな信用こそが、世の中がピンチの時にも、あなたを支えてくれるのです。




 人生は長期戦ですから、「コロナで外出できないなんて許せない!」と言って無理矢理ワガママを通すのではなく、今からほんの少しでもいいですから誰かに「思いやりの気持ち」を与えることをはじめてみてください。




 それがすぐに返ってくることを期待しないで、無償の愛を、長期の積み立て貯金をしているような気持ちで与え続けましょう。




 そのうちにそれが当たり前になり、いつしかそれが返ってくるのかどうかは、気にならなくなります。



 その頃に、きっと世の中は明るくなり、あなたに豊かさが戻ってくるのです。



 誰かに与えて与えて与えて…。

 その信用は、やがてあなたを支えてくれるのではないかと思います。