心理カウンセラーの風湖です。
私は、歴史上の人物の人生が描かれた本を読むことが好きです。
なぜなら、どんなに時代は変わっても人の脳の機能は変わってはいませんので、その時代に生きた人たちの人間らしさや考え方から学ぶことが多いと思うからです。
たくさんの歴史上の人物から私が感じることは、どんな人でも自分の思い通りに生きることが出来た人は1人もいないということです。
エジソンの有名な言葉に、
「私は失敗をしたことがない。ただ、一万通りの上手くいかない方法を見つけただけだ。」
というものがありますよね。
どんなに成功をした人でも、やはり数々の失敗や挫折を繰り返しているはずです。
そして、時代背景も違いますし、災害や戦争など、想定外の事態も起こったでしょう。
ですから、その人が最初に思い描いた通りの人生を生きることができることなど、あり得ないと言えるのではないでしょうか。
それでもみんな、幸せな人生を送ることができています。
つまり、人生が思い通りにならないということは、決して不幸なことではないということです。
だからといって、失敗や挫折が「大したことではない」と言いたいのではありません。
失敗は、してしまったことを後悔するのではなく、「次に同じことをしなければ大丈夫」ということを知ることができて、また一つ成長ができたと捉えましょう。
「将来はこうなるといいな」
「こんな人生が歩めたらいいな。」
人は、理想の人生を思い描きますよね。
しかし、夢が叶って幸せを感じることが出来るのは、失敗や挫折を経験した時の辛さや苦しみを知っているからなのです。
ですから人生とは、思い通りにならないからこそ、楽しく充実しているとも言えるのかもしれません。
あなたが、失敗を恐れて出来るだけなにもしないで生きようと思ったとしても、やはり宇宙的エネルギーとしての「上り坂」、「下り坂」、そして「まさか!」はやってくるのです。
そんな時でも、できるだけ波風を立てないようにグッと我慢をしてその場に座り込み、ビクビクと恐れているだけでは前には進めませんから、当然夢も叶いません。
どんなに苦しい時でも、今この瞬間をワクワクしながら、自分から波風を立たせて生きていくくらいの覚悟があれば、毎日は充実していくのです。
そのようになんでも楽しんで笑って生きる姿勢が、その先の幸運を呼び、また大喜びできるのだと思います。
そして、あなたの夢や目標を反対する誰かがいることも、人生のドラマのひとコマなのだと言えますよね。
そういう時は、諦めてしまう前に「説得力」、つまり「相手を納得させる力」を身につけることも大切なことなのです。
これからも、おおいに笑って泣いて、転んで起き上がりながら人生を歩んでいきましょう!