心理カウンセラーの風湖です。
「痛いの痛いの飛んでけ〜」
子供の頃、転んで怪我をした時などに母親からこのように「おまじない」の言葉を言ってもらって肌を撫でてもらうと、本当に痛くなくなるような気がしましたよね。
怪我だけではなく、人は傷ついた痛みや心なども、回復するための「おまじない」が必要な時があります。
あなたには、何かに落ち込んだり、上手くいかないことにクヨクヨ悩んだ時、あるいは緊張に押し潰されそうになった時などに、「これがあれば元気が出る」と思えるアイテムはありますか?
たとえば、パワーストーンを身につけたり、お守りを持ち歩いたり、上手くいった時に聞いた曲を聴いて気分を盛り上げたり…。
朝出かける時に、右足から歩き出すとか、靴下は左足から履くとか、携帯電話の画面に縁起の良い写真を貼り付ける、などの「げんかつぎ」の行動をしている人も多いのではないでしょうか。
しかし、そのようなことをしていても、不安になることはあります。
たとえば、その日に限って家の鏡が割れたとか、ネックレスのチェーンが切れたとか、「縁起が悪いこと」が起こると、人は心がネガティブな気持ちになり、その日一日はなにをやっても上手くいかないような気がします。
つまり人は、「何かを信じる」ことに勇気が出たり安心感を得て、自信を持って行動することが出来たり、反対にネガティブに考えたりするものなのですね。
私が教えているNLPでは、「アンカー」という「気分を上げるスイッチ」を身体に作るワークを行うのですが、この「アンカー」は、使えば使うほど良い効果が現れるのでとても便利です。
しかし、またそれとは別に、私達は、祈りやおまじないなどの「言葉」というアイテムを持っています。
言葉は、私達の思考まで変えていくので、本当に大切にしてほしいなと思います。
たとえば、「大丈夫」といえば、なんとなく上手くいくような気がしますし、「次、行ってみよう!」と言えば、気分が切り替わるような気がします。
気分を上げるには、気分を上げるための「言葉」があれば「大丈夫」なのですね。
愛してる。ツイてる。幸せ。ありがとう。感謝します。嬉しい。楽しい。許します。
あなたの人生は、あなたの言葉が作ります。
お守りを持つとか、曲を聴いたりしなくても、素晴らしい言葉を使うことで、素晴らしい人生をおくることが出来るのです。
あなたのラッキーアイテムの筆頭に、「素晴らしい言葉」をぜひ、取り入れてみてくださいね。