心理カウンセラーの風湖です。




 人は、「人の間」で生きているから「人間」といいます。

 1人でいるより、誰かといるほうがなんとなく安心するのはそのせいです。




 しかし、一緒に時間を過ごす人がどのような人なのか。ということも大切です。

 なぜなら、そばにいる人が誰なのかで毎日の充実感も違ってくるからです。




 あなたは、同じ時間を過ごすのならどのような人が心地良いと思うでしょうか。




 私なら「明るく元気な言葉をいつも言う人」と一緒にいたいと思います。

 なぜなら、「明るく元気な人」のそばにいれば、その人の言葉を聞くことによってその時間がきっと心地よくなるのではないかと思うからです。




 すると、どんどん自分まで同じように明るく元気な人になっていくのです。

 人の感情や表情は連鎖しやすいので、目の前の人がいつも笑っていると、なんだか楽しくなってきて、思わず笑ってしまいます。




 そして、「この人のそばにもっといたい」と、たくさんの人が思うようになってくれたら、本当に嬉しくて自分の方がもっともっとが幸せになれるのではないでしょうか。




 たとえばあなたがお母さんだったら、家族の全員が早く家に帰りたいと思ってくれるのかもしれませんし、会社の社長さんだったら、社員の皆さんはきっと仕事が楽しくなります。




 ですから、「私は幸せ」「私はとてもツイている」と、口にすればするほど周りの人はどんどん「明るく元気な言葉を言う人」の味方になってくれるのです。




 私は、昔からもともと明るくて元気な方なのですが、たまには思い悩むことも当然あります。

 そういう時は、表情も暗くなりますし、愚痴や泣き言ばかりが頭の中から抜けません。




 しかし、そういう私の時のまわりには誰もいないことに気づいて、余計に寂しくて悲しくなります。




 つまり、暗い人達が集まっているところでは「暗いもの」しか生まれませんが、明るい人達が集まっているところでは「明るいもの」が生まれるのですね。




 たとえば、精神的に疲れている人は、「不幸の原因」をいつも探してしまいます。

 ですから、当然笑いません。

 笑わないから、どんどん人が去って行ってしまいます。




 つまり、愚痴や泣き言を言うことで、「目の前の良き友人」を全員追い払ってしまうのです。

 そして、友人たちとの関係をどんどん悪くしてしまうということに早く気づいて欲しいと思います。




 人の幸せとは、「大勢の人達に必要だと思われる人になること」です。

 なかなか難しいことかもしれませんが、私はそういう人になれるように「明るくて元気な笑顔」を習慣にしたいと思っています。