心理カウンセラーの風湖です。




 「大学を卒業してもうすぐ一年経つのですが、就職活動していても、どこの会社にも採用されません。」




 「早く結婚したいのですが、相手が見つかりません。どうすればいいのでしょう?」




 「健康診断で癌が見つかってしまいました。もう、毎日涙がとまりません。」




 人の悩みは、多岐にわたります。




 「自分がこれからどうなるのか。」

 「自分がどういう状況におかれているのか。」




 自分のことが「わからない」という現実は、人を恐怖におとしいれるのかもしれません。




 その解決法は、ズバリ「情報収集」なのですが、それよりもまず気持ちを安らげるためにやるべきことがあります。




 それは、「自分の目の前にいる人を大事にすること」です。

 その人のために、今、なにかやるべきことがあるのならば、それをまずやることが奇跡を呼ぶ第一歩になるのです。




 今の悩みをひたすら考えて悩み苦しんでいるよりも、「自分はどれだけの人に喜んでもらえるか。」ということを考え始めると、心が安らいで、あなたは自然に笑顔になっていくのです。




 そして、そんなあなたを誰かが見つけ、あなたに魅力を感じ、あなたを必要だと思ってくれる人が現れたら、周りのみんながあなたを放っておかなくなるのです。




 私達は、過去も未来も目の前にはありません。

 あるのは、永遠に続く「今」だけなのです。

 それこそが大切にするべきものなのです。




 過ぎてしまった過去について考えても、もう戻って来ませんから仕方がありませんよね。

 また、未来である「明日」という日は、永遠に訪れないのです。




 なぜなら、夜寝て、朝起きたら、いつも「今日」だからです。




 今、目の前にいる人を大事にしていきましょう。ただただ、ひたすらに…。




 目の前の現象に対し、私達にできることは、ただそれだけなのではないでしょうか。