心理カウンセラーの風湖です。




 初めて講演会やセミナーなどで私を見ると、きっと第一印象は、「痩せている」だと思います。

 誰が見ても貧弱で、体力も無さそうに見えるのではないかと思います。




 しかし、長いと1日12時間、ずっと立ちっぱなしで授業をしている時もあります。

 私はこれまで一度も病気をしたこともないですし、倒れたこともありません。




 あまり良いことではありませんが、健康維持のために食事に気を遣ったこともありませんし、運動も全くしていません。

 




 世の中には、健康のために野菜をたくさん食べるとか、玄米でないといけないとか、ファーストフードやコンビニ弁当は食べないと決めている人もいるでしょう。




 それはとても素晴らしいことだと思いますが、

 「これが体に悪い」とか、

 「防腐剤、着色料、添加物が体に入ると怖い」

 と考えながらそれを信じて食べると、その食べ物はその通りに働くのではないかと思います。




 「私って、水を飲むだけでも太るのよ。」

 と言いながら飲み物は水だけ、という人がいますが、人が信じていることはやはり信じたとおりになってしまいますから、やはり「水を飲むだけでも太る」のかもしれません。




 もしも、今日一日食べる物がなく、飢餓状態にある国に生きている子供達が、目の前に食べ物があった時に、たとえそれがカップラーメンや揚げ物ばかりだったとしても、

 「これは防腐剤や添加物が入っているから食べてはいけない。」

 とか、

 「体に悪いから揚げ物ばかり食べたくない。」

 と言うでしょうか。




 そうではなく、食べられるものがあればありがたく感謝して食べるのではないかと思うのです。

 しかも、感謝して笑顔で食べると、体も心も健康になっていくのです。




 私は、今ではとても痩せていますが、実は小学校、中学校の頃は肥満児でした。

 着られる洋服が無くて、大人用のLLサイズの洋服を買ってもらって、着ていました。




 どうしてそんなに太ってしまったのかというと、母親から「ファーストフードは油が体に悪いよ。」とか、「お菓子や甘いジュースは太るから食べるのをやめなさい。」と、いつも言われていたからなのかもしれません。




 それに気がついてから、「何でも感謝して食べよう。」と、心に決めました。

 すると、食べたい時に食べたいだけたくさん食べても、全く太らなくなりました。




 食べ物だけではなく、どんなものにも理由を付けて制限をすると、感謝の心がなくなり、その代わりに、ありがたいものが悪いものになってしまいます。




 どんなものにでもあれこれ制限をしながら生きていくのではなく、やりたいのであれば「ありがとう」の心を忘れないように生きて行けば、悩みも消えて、すべて上手くいくのではないかと私は思います。