心理カウンセラーの風湖です。
「世捨て人」という言葉があります。
「世捨て人」とは、「俗世界とは関係を断ったた人」のことを意味します。
つまり、普通の人が暮らす一般社会や世間体から抜け出し、人間関係やそのしがらみを断絶した人、浮世での人生を捨て、世間との交渉を断った人のことです。
もしも、とても魅力的な人がいて、この人の話を少しでも聞きたい、話を聞かなくても、この人のそばにいると、とても温かい気持ちになる、勇気付けられる、元気になる、という人がいたとします。
そしてその人が、「私は隠居して、静かに山にこもりたいと思う。」と言って、遥か遠い山の彼方に移り住んだとします。
しかし、人々がこの人の話をゆっくり聞きたいと思い、この人に会いたいと思って、山の奥だろうがどこだろうが訪れたいと思うようになったとしたら、世の中の人達はこの「世捨て人」を放ってはおかないのではないでしょうか。
「自業自得」という言葉がありますが、「自業」は、「自分の行い」、そして「自得」は、「自分に返ってくる」という意味ですよね。
一般的には良くない意味で使われることが多いこの言葉ですが、実は良い意味での使われ方もあるのではないかと思います。
何か不運なことが起こっても、それまで自分がして来た行いは、必ず自分に返ってくるのです。
しかも本人の意思とは違い、それとは遥かに超えた幸せが返って来たのだとしたら、それは素晴らしい贈り物なのではないでしょうか。
未来は、すべて自分のプログラムの中にあり、もともと決まっているのですね。
ですから、未来に「私」がどうなるのかとか、なんとかしたいと思って一生懸命やらなければとか、心配する必要はありません。
自分が将来、どこで生きていこうとも、必ず自分のして来た行いの報いがやってくるのです。
過去をいくら悔やんでも無意味ですし、人が人生の中で出来ることは、目の前の人を抱きしめることだけなのです。
過ぎてしまった人は、抱きしめられません。
来てもいない、まだいない人を抱きしめたくても抱きしめられません。
今、目の前にいる人を、誠心誠意を込めて大切にすること、それしかないのです。
そうすれば、自分の未来に孤独は無いと信じています。
未来の自分が、魅力的に映るように、今出来ることを大事にやって行きたいと思います。