心理カウンセラーの風湖です。
こんな夢を見ました。
今から何十年も先、私は老女になっていて、1人でベッドに横になっていました。
もうすぐ死を迎えようとしていて、それでも気持ちは落ち着いていて、窓の外の草原をじっと見つめています。
一面に咲き誇る色とりどりの花畑を見つめ、目に映る小さなその花や葉を太陽の優しい光が照らし、私はとても穏やかな気持ちで、最後のその時を静かに待っています。
そして、こうつぶやくのです。
「私はどれだけ人生を楽しむことが出来ただろうか。」
私達が今、この世に生きているということは、魂が「体」という肉体の着ぐるみを着ている状態なのです。
そして、その体を健康に維持するためには、食べたり、飲んだり、寝たりしなければいけません。
さらに、私達の体には、「戦うと壊れる」というプログラムが内蔵されているので、ストレスが溜まって病気になることもあります。
ですから、体の管理には、なかなかの手間がかかります。
しかし、その肉体の制約があるからこそ味わえる楽しみもあります。
人と握手をしたり、抱き合ったり、ものを食べて美味しさを感じたり、病気になることで人の温かさや優しさを感じることもできます。
これからどのような世の中に変わったとしても、1人1人に与えられた存在価値は変わりません。
誰かを愛して、尽くして、傷ついて、別れて、また出会いを繰り返す…。
それでも人は人なのですから、心の情熱を燃やすような、さまざまな経験ができたのなら、それで良いのです。
「一度きりの人生、頑張らないと!」
なんて思って、体に力を入れて生きなくても、あなたが存在していること、その人がその人であることが、周りの人を優しくし、明るくし、笑顔にし、ものすごく幸せにする、ということもあるのです。
私がこの人生を終わる時が来た時に、「私が私で良かった。生まれてきて良かった。いろいろな人に出会えてよかった。」と、言える人生にしたいと思います。