心理カウンセラーの風湖です。
ある人が、Panasonicの創始者である松下幸之助さんにこう聞いたそうです。
「あなたが経営の神様と呼ばれるほどになった理由は、何だったと思いますか?」
松下幸之助さんは、しばらく考えたあと、このように答えたそうです。
「運命というほかないでしょう。」
つまり、自分は「経営の神様」と呼ばれる運命にあったと、松下幸之助さんは答えたのです。
徳川家康をはじめ、戦国時代を生き抜いた武将たちが、自分の周りに置いた側近は、いくつもの戦いを九死に一生を得て生き延びた「運の良い人」たちだったとされています。
つまり、自分と運命を共にする人を、戦いの技術が優れている人ではなく、運が強い人たちを選んだのですね。
では、どのような人が「運の良い人」になるのでしょうか。
皆さんは、自分の人生を「運が良かった」と思いますか?
それとも「運が悪かった」と思いますか?
どちらを選んでも、それはあなたの中で正解です。
なぜなら、運の良し悪しは、自分が勝手に決めても良いからです。
運を良くしたかったら、「自分は運が良い」と言う事です。
その瞬間から、運が良くなっていくみたいですよ。
たとえば、今、病気であろうが、怪我をしていようが、どんな状況であろうと、それに感謝して「自分は運が良い」と言っている人は、神様にとってもかわいい存在なのだそうです。
ですから、どうやらそのような人の味方になってくれるみたいです。
自分の思い通りになった時だけ、あるいは自分にとって都合の良い状況の時だけ感謝するというのでは、どうやら神様は味方になってくれないらしいのです。
どんな状況にあろうと、そこに感謝を見出せる人が、「運が良い」人になるのですね。
私は、良くない現象が起きたとき、「なんで自分ばかりこうなるんだろう。」と文句を言うのではなく、「これから運がもっと良くなる兆しに違いない。」と手を合わせることができる人になりたいと思います。
私は、たとえば誰かから、「なぜそんなに前向きなんですか?」と、聞かれても、「理由はわかりません。でも、そのほうが自分が嬉しいからです。」と、答えます。
人生は、思い通りにはなりませんが、自分が思ったとおりになっていくのですね。