心理カウンセラーの風湖です。
「すべてのことは、あなたを輝かせるために起こるのです。」
本当に人生というのは、良いことも笑いことも、次から次へと現象がやってくるものですね。
「人生楽ありゃ苦もあるさ。
涙の後には虹も出る。
歩んでいくんだしっかりと。
自分の道を踏みしめて。」
これは、ドラマ「水戸黄門」の主題歌です。
なんとなく、納得する言葉が並んでいますよね。
仏教の言葉に、「苦楽一如」という言葉があります。
人生の中では、「苦」だけがずっと続くことも、「楽」だけがずっと続くこともありません。
いつも、謙虚さをわすれずに、目標に向かって地道な歩みを続けることが大切なのだという言葉なのだそうです。
私達が苦しみを感じるのは、「幸せ」という現象を知っているからなのです。
反対に、幸せを感じることができるのは、「苦しみ」という現象を味わったことがあるからです。
ですから、「苦楽一如」とは、苦しみも楽しみも、実は同じ事なのだという意味なのです。
シェークスピアの「リア王」の中のセリフに、「最上の好運から墜落することは悲しむべきだが、不運のどん底に沈むと、また浮かび上がって笑うことにもなる。」
という言葉があります。
ですから、「この経験を活かして成長するぞ!」とか、「もっと自分を向上させるぞ!」なんて気合いを入れなくて良いのです。
ただ、次から次へとやってくる現象に対して、どんなことがやってきても、愚痴を言わない、泣き事を言わない、落ち込まない。
それから、相手を攻撃しない、非難しない、中傷しないと決めます。
それらを笑顔で受け入れて、「あー、これが私の人生なんだもんね。」って思って、笑顔で生きていくことをテーマにして行きたいですね。