心理カウンセラーの風湖です。



 皆さん、最近、笑っていますか?



 笑いというものはとても体に良く、免疫力を高めたりナチュラルキラー細胞の働きも活発になりますから、ガンの予防にもつながります。



 その他にも、自律神経の働きを整えてリラックス状態になりますし、表情筋も鍛えられますから、若返りにも絶大な効果が現れます。



 ですから、私は心理学の授業の中でも、カウンセリングの間も、皆さんに笑顔になっていただくように心掛けています。
 生徒さん達からは、「先生の授業を受けていると、悩みも吹っ飛びます。」と、言っていただくことも多いです。



 しかし、オンラインでの心理学講座では、私の話はどうしても一方通行になってしまいがちですから、笑ってほしくて言った言葉も、たまに上手く伝わらずに批判的な反応をする方もいらっしゃいます。



 そうなると、少し残念ですね。




 私の心理学講座では、生徒の皆さんの生活の中で、何か少しでもラッキーだと思った話、あるいは新しく知った話などを持って来ていただき、生徒さん達みんなにその幸せをシェアして、笑顔になっていただいています。



 そのお話を発表している人も、それを聞いている皆さんも、誰かが面白い情報や、楽しく新しい情報を持ち込んで来た時に、「それで、それで?」と、聞く立場になると、その人の脳の中では、幸せなホルモンが分泌し始めるからです。



 つまり、自分の中に情報を吸収しようとする心が、好奇心や関心、興味を生み、表情まで若く、明るくなるのです。



 しかし、中には否定的で冷たい反応をする方もいらっしゃいます。



 その原因のひとつには、
 「自分はある程度勉強してきたから、自分はいろんなことを知っているから、そんなことには関心がない。」
 という心を持っているからではないでしょうか。



 すると、その結果として、脳が否定的な回路に変わってしまいますから、そこから先は話への興味が進まなくなります。




 他の人は、それから一日中、その他にもいろんな話を吸収して、「面白かった。楽しかった。」と言って一日が終わるわけですが、否定的な人は、もうその他の情報はあまり吸収することが出来なくなってしまうのです。



 つまり、否定的な言葉を言ってピシャッと遮断することは、とてももったいないことをしている、ということです。



 なぜなら、「つまらない」という態度や発言をしていると、自分の脳がその空間ごと「つまらない」と勘違いして、その学び自体が嫌なものなのだと思ってしまうからです。



 そういう態度をされる人は、もしかしたら最近、なにかのストレスがあって笑っていないからかもしれません。



 人の話や、情報をたくさん聞き入れると、それを吸収した自分は大きくなれます。



 謙虚に、興味を持って人の話を聞けば、相手はきっともっとたくさんの話を聞かせてくれるでしょう。



 そういう話の中から、自分の感性に合うものだけを取り入れれば良いのです。



 自分が興味がないと感じた、そのひとつの情報について、気にいる、気に入らないと目の前で感想を言うことになんの意味があるのでしょうか。



 「なるほど!」
 「そうですよね。」
 「それで?それで?」



 と、笑顔で相手の話を引き出すこと。
 これも、コミュニケーションやカウンセリング、コーチングの鉄則だと私は思いますし、自分が一番得をすることだと思います。



 相手の話をどんな風に思っても、とりあえず笑って、興味を持って、まいりましょうね。