心理カウンセラーの風湖です。



 「幼い頃から仲の良い友人がいるのですが、その子はとても美人で見た目もお嬢様風なのです。顔つきというのは変わらないものなのでしょうか。」



 という質問をした方がいらっしゃいました。



 結論からいうと、顔つきは変わるようです。
 育った家柄が裕福ではなくても、幼い頃に周りの人達から褒められて育った人は、たとえば女の人であれば、大人になってからもお嬢様風な顔つきになるといいます。



 しかし、たとえ育った家柄が裕福な環境だったとしても、半分くらいの人は鷹揚で穏やかな人柄に育ちますが、半分くらいの人はワガママで自己中心的に育つということもいえます。



 その反対に、貧しい環境で育った人の場合、苦労によって人格が磨かれ、人柄がとても良くなる人が半分くらい、貧しいゆえにひねくれた人格になる人が半分くらいになると言われているようです。



 結局、環境には関係なく、同じ率で同じように人は分かれてゆくのですね。



 それならば、自分が幼い頃、どのような家柄で育ち、親から褒められてきたかどうかは別にして、これからの人生をどのように生きるかを考えていきましょう。



 誰かから褒められることで顔つきや人柄が変わるのであれば、今はもう遅いとガッカリするのではなく、これから褒めてもらえるような人生を歩んでいこうと考えることの方が大切です。



 まず、誰かに褒められたいと思うのであれば、他人に自分のことを褒めてというより、自分から周りの人を褒めていくと、だんだん周りの人も褒めてくれるようになります。



 そして、そのように人に褒められているうちに、顔は和らぎ、穏やかで楽しそうな表情になっていくのです。



 人生はすべて自分の設計です。
 自分で選択し、歩んだ道はすべてがベストなのです。



 育った家柄や周りの環境がどうであれ、自分の人生は「回り道」も「無駄」もなく、「恨む相手」も存在しません。



 自分の人生のシナリオを自信作にするために、今日からは自分の周りにポジティブで明るい言葉が飛び交うように、自ら環境づくりをやっていくことにしましょうね。