心理カウンセラーの風湖です。
どんな仕事をしても、長く続かない人がいます。
働くことが嫌いなわけではなく、能力が無いわけでもありません。
しかし少し働くと、すぐに不平不満や愚痴を言い出し、辞めたくなってしまうらしいのです。
本人にいろいろ話を聞くと、なんと親や兄弟、友人や親戚に至るまで、自分の周りにいる人達は、愚痴や不平不満を言う人達ばかりが揃っているのだそうです。
暇さえあればそのような不平不満ばかり言い合うことを繰り返している人達が集まって、お互いの職場の悪口を言い合い、転職する自分を正当化したりしているらしいのです。
「類は友を呼ぶ」ということわざは、ご存知ですよね。
気の合う者や、似通った者同士は自然により集まって仲間を作る、という意味のことわざです。
つまり、性格や考え方、価値観などが似ていたり、育ってきた環境や経験などに共通点があったりすると、親しくなりやすいことを表しているのです。
英語表現で「類は友を呼ぶ」は、「Birds of a feather flock together」です。
「同じ羽毛を持つ鳥が集まる」という意味で、日常生活でも職場でも状況や立場をたとえるシーンでよく使われるようです。
「こんな嫌なことがあった。」
「世の中、とても暗い。」
「毎日、つまらない。」
というようなことばかりを話題に出している人は、そういう仲間同士で集まり、同じ話題で盛り上がるなのようです。
一方、「人生は自分の取り方次第だ、自分が楽しいと思えば楽しいし、幸せだと思えば幸せだ。」と、思っている人達は、そういう人だけで集まりますので、いつも明るく楽しい集まりになります。
「類は友を呼ぶ」は「引き寄せの法則」に準ずると考えられています。
少し時間があった時、自分の身の回りの人達を冷静に見つめてみてください。
そうすると、自分と同じ思考タイプの人が揃っていることが多いので、本当の自分の取り方が見えてくるのは恐ろしいと感じるかもしれませんね。
しかし、自分の家族や友達が映し鏡であることをプラスに考えて、人生を上手にコントロールしていきましょう。
自分が変わることで、その場は豊かで楽しい集まりに変わって行きます。
人生の生きづらさを感じることが多いのであれば、自分の考え方を冷静に分析してみる勇気も大切なのではないかと思います。