心理カウンセラーの風湖です。
神社には、なぜ石段があるのでしょうか。
それは、石段が人生を表しているからなのだそうです。
つまり、毎日少しずつ私達は石段を登りながら成長していると考えると、過去の自分の姿を石段の上から見下ろすことが出来るということです。
たとえば、過去、あなたが誰かに何かを言って、それで相手を傷つけてしまったとします。
しかし、何日かが過ぎて振り返ると、その時に言葉を発した自分は、人生において自分が一番上に立っている時に言った言葉なのですから、全部正しい判断だと思った、と考えることも出来ます。
ですから、過去にどんな出来事があろうとも、自分が人を傷つけてしまったとか、迷惑をかけてしまったとか、反省しても構いませんが、それはその時の一番上にいた時に下した判断なのですから、それでもう良いのです。
人は、いつでも成長の途中です。
成長するためには、様々な辛い出来事や、突然のトラブルも受け止めて、自分で乗り越えていかなければならない時もあります。
それでもまだまだ登らなくてはいけない石段はずーっと続きます。
ぜひそのクヨクヨしているエネルギーを、石段を上り続けることに費やしてください。
それでも、自己嫌悪が湧き上がってきたら、それは必ず解決出来るということになります。
なぜなら、人は、自己嫌悪が湧いてきたら、解決する方法をたくさん思い浮かべることが出来るからです。
あとは、時間に身を任せておけば良いのではないかと思います。
自分がどうしようもない人間だと思った瞬間に、人はぐんぐんと石段を登ることが出来ます。
「私はダメだ…。」ではなく、「仕方がないよね。」と、自分を認めてあげて、優しく付き合っていくことも大切です。
「ああ、あの時は未熟だったな。」と、言葉にして、自分の気づきにしてあげましょう。
気づけば人は変わります。
自分で自分を信じてあげることが出来れば、全く問題では無いのですね。
1度目は経験です。
2度目に同じことをした時に初めて失敗になるのです。
あなたは、そのままで完璧な人間なのです。