心理カウンセラーの風湖です。
昨日は、千葉県のとある会場で、心理学の講演会を開催させていただきました。
テーマは、「喜ばれると嬉しい」
2時間半の講演会でしたが、参加者の皆さんにはとても喜んでいただき、私も本当に嬉しく思いました。
私の仕事は主に、心理学講座の講師やメンタルカウンセリングをしています。
最近は、オンラインなどの配信も多くなってきました。
そしてさらに講演会やワークショップ、セミナーなど、いつも全力でやらせていただいています。
なぜなら、自分が汗を流すことで、周りの人達の役に立ち、喜びを与えることを「働く」ことだと考えているからです。
周りの人から楽しいと感じてもらい、たくさんの人々の気持ちを楽にすることを「はたらく」といくことだと思っていますし、「働く」という言葉自体には、お金を得るとか、報酬を得るという意味は含まれていないのではないかと思っています。
「仕事」という言葉は「事」に「お仕え」すると書きます。
「事にお仕えする」とはどういうことかというと、「喜ばれる事」に「お仕えする」ということです。
ですから、この言葉自体にも、収入や報酬を得るという概念はないと思っています。
人間の仕事の本質には、お金を稼ぐことよりも大切なこともたくさんあります。
その中で、私がもっとも大事に考えていることは、「自分がどれだけたくさんの人から喜んでいただける存在になるか。」と、いうことです。
それはつまり、「いかにたくさん頼まれごとが来る人になるか」ということに尽きます。
そのように喜ばれる存在であり続ければ、やがて商売的には栄えていくのだと思います。
人は、自分の心を満足させてくれる相手に対して、「ありがとう」の言葉で足りない分のお金を払ってくださいます。
そして、その払っていただいたお金に対して「ありがとうございます。」という喜びの一言をお返しすることで、貸し借りがゼロになり、そこから信頼関係のお付き合いが始まるのだと思うのです。
どうやって儲けようかと考えている間は、お客さんは集まっては来ません。
あなたがもしも、セミナーやカウンセリングを受ける立場だとしたら、その講師やカウンセラーが「どうしたら喜ばれるか。」を考えて、全力で向き合ってくださる人のお話はまた聞きたいと思うのではないかと思います。
しかし、「どうやって儲けるか」を考えている人のところには、もう2度と足を向けることはしないのではないでしょうか。
「どうやったら喜んでもらえるか」だけを考えて仕事をすれば、自ずと数字は後からついてくるのではないかと思います。
昨日行われた講演会の終了後には、初めに不安そうだった皆さんの顔が満遍の笑顔に変わり、たくさんの拍手までいただくことができて、私も本当に幸せでした。
損得勘定は抜きにして、「喜ばれると嬉しい」と感じることは、人間ならではの素晴らしい能力であると同時に、それこそが人生を生きる意味なのではないかと私は思います。