心理カウンセラーの風湖です。



 フォード・モーターの創始者であり、T型フォードより産業と交通に革命をもたらした、ヘンリー・フォードさんの名言は、とても有名です。



 「本人が出来ると思えば出来る。できないと思えばできない。どちらにしても、その人が思ったことは正しい。」



 私達の行動は、思考にコントロールされています。
 人の運命も、私達がどう判断するかによって左右されるのです。



 つまり、私達の「意識」が、次に起こる現象を呼ぶのですね。
 



 たとえば、「私は良い友人ばかりに囲まれている。」と言っていると、そのような良い友人が集まってきます。



 また、空に虹が出たときに、「わぁ、綺麗」と喜んでいると、その人の頭上には虹がよく出るようになります。



 そのように、嬉しいことを言って楽しんでいると、次にまた嬉しくて楽しくなるようなことが目に飛び込んでくるのです。




 しかしそれとは逆に、「私は男運が悪い。」と言っていると、ろくでもない男性が寄ってきますし、「白髪が増えた。シワが増えた。」と言っていると、老化のスピードが速くなります。



 さらに、自分が誰かの悪口を言っていると、心理的には「自分も誰かから悪口を言われているのではないか」と、心の中で不安や罪悪感を感じ、人間関係を自ら悪くしてしまったりします。



 目の前に起きることには、良いも悪いもありません。



 ただ、淡々と過ぎていくだけのことなのですが、それを私達が、どのように意識して、どのような言葉を口にするかによって、後に起きる現象が変わってくるのです。



 ですから、自分で描いた夢や目標も、出来るとか出来ないとかを自分が判断して口にした言葉が、その後にどのような結果になるかを決めるのですね。




 無意識の部分で私達の脳は、ご主人様を喜ばせたくて仕方がない存在であるらしく、私達が喜んだり、楽しいと思ったり、幸せだと感じて言葉にすると、もっと喜ばせようと、さらにそのような現象を起こしてくれるようです。




 自分にとって、楽しいことばかりが起きて欲しいと思う人は、その喜びを感じたときに、どんどん表現することにしましょう。



 そして、誰かから何かを頼まれたり、目標や夢を持ったら、自信がなくてもとりあえず「出来ます。」と言ってみると、それは正しい選択に変わっていくのですね。