心理カウンセラーの風湖です。
世界で5億冊以上を売り上げたベストセラー『ハリー・ポッター』シリーズは、ご存知ですよね。
その作者であり、ハリー・ポッター魔法ワールドのスピンオフ作品である映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズでは原案・脚本を務めているJ・K・ローリングさん。
今や押しも押されぬ“世界一有名な作家”の彼女ですが、20数年前は貧しい無職のシングルマザーで、自殺を考えるほど苦しい日々を送っていたのだとか。
デビュー前の彼女は、離婚、うつ病、生活保護を受けての生活に苦しみながらも「ハリー・ポッターと賢者の石」を書き上げたのだそうです。
そんなローリングさんが、2008年のある大学でのスピーチで、こう言いました。
「人生には、避けることの出来ない挫折があります。
何かに失敗せずに生きることは無理なのです。
ものすごく用心して生きれば、失敗することはないかもしれませんが、それでは生きているとはいえません。
それでは、戦わずして負けているのと同じなのです…。」
人生は、思い通りにならないことの方が多いのです。
その中で、自分はなにをする人なのか、なにが得意で、なにが好きなのかを考え、それを崩さない、凛とした生き方を続けること。
それこそが、「生きる」ということなのかもしれません。
それでも、「自分はなにをすれば良いのか分からない。」という人は、なんでもいいから好きなことをやり続けるということをしてみてください。
地道な努力をする習慣を身につければ、運は必ず強くなります。
「30年後に幸せになっている人は、昨日よりは今日、今日よりは明日という生き方を30年する人である。」
早稲田大学教授、加藤諦三さんの言葉です。
何かに悩んでいる人は、実際になにもしないで、ただ悩むだけで何日を過ごしできたのかを考えてみましょう。
そして、実際に何か行動したのは何日なのでしょうか。
悩んでいる人と、運の強い人との違いは能力ではありません。
ただ悩むだけで、なにもしないで終わった日の日数の差だけなのですね。