心理カウンセラーの風湖です。
去年から今年にかけて、「コロナ」「暗い」「先行き不透明」「暗い出来事」「イヤな出来事」…というようなネガティブな話題があちこちにちりばめられていて、気持ちもだんだん暗くなってしまいますね。
「世の中はコロナ禍で、悲惨な出来事や暗い出来事ばかりが起きている時代です。
そんな時代でも私達一人一人の意識で、なんとか乗り越えなくてはなりません。
どうしたらこの暗い状況を打ち破ることができるか、専門家が一生懸命模索中です。
みなさん、頑張りましょう!」
というような文章ばかりが充満していて、なんとなく気分がネガティヴになってしまいます。
最近では、人と会っても、あまり楽しい会話にはなりませんから、内心は会話するのも気が重くなると思っている方も多いのではないでしょうか。
「コロナ禍で嫌なニュースばかりですね。」
「一体この世の中、これからどうなってしまうのでしょうか。」
というような話に終始してしまいます。
しかし、いつもそのような話ばかりをしていると、いつのまにか、
「なぜか明るい人が寄ってこないな。集まってくる人は暗い人ばかりだ。」
と、思ったり、
「どのテレビ番組を見ても、暗い話題の番組ばかり放送しているな。」
ということに気づきませんか。
それはなぜかというと、あなたが暗い言葉で時代分析をしてばかりいると、あなたの話を聞きたい人ばかりがあなたの周りに集まってくるからです。
さらに人の脳は、あなたが思考した事に意識を集中させるようになっていますから、あなたが暗い話題の話に興味があると、あなたの脳が無意識的にその話題の情報収集をしてしまうからなのです。
その一方で、
「世の中は自分の取り方次第。
決して暗いだけなのではなく、自分が暗いと思えば暗いのだし、明るくなって行くと思えば未来は明るくなるということなんだ。
楽しく生活すれば、未来も楽しいのだ。」
と、思っている人達は、同じように思っている人達で集まります。
その結果、いつも楽しい話題で盛り上がることが出来るのです。
この世の中は、
「投げたものが返ってくる。投げないものは返ってこない。」
「愛すれば愛される。愛さなければ愛されない。」
「嫌えば嫌われる。嫌わなければ嫌われない。」
という原理原則があるのです。
ですから、私達がいつも幸せや喜びを与える言葉を使い、心からの笑顔と優しさに溢れていたら、歩む道すべてが光に満ち溢れる事になっていくということになります。
ですから、今日から毎日を歩んでいくとき、そこが「闇」だったとしても、自分自身が「光」になってしまえば、あなたの周りはどこへ行っても光り輝くのではないかと、私は思います。
こんな世の中だからこそ、私達人間の柔軟な考え方が求められているのではないかと思います。
出来ないことを数えるよりも、今あるものに感謝をする毎日を過ごすことが出来れば、楽しい人生になっていきますよね。