心理カウンセラーの風湖です。
「交通事故に遭った。どういう意味があるのでしょう?」
「病気になって、1ヶ月働くことが出来なくなった。どういう意味があるのでしょう?」
「子供が引きこもりになった。どういう意味があるのでしょう?」
私のクライアントさんの中にも、ありとあらゆることに、
「どういう意味があるのか。」
「私になにか教えようとしているのでしょうか。」
と、つねに問いかけてくる人がいます。
それは、質問とか悩み相談という風な形をとって、自分の思い通りにならないと思うことに対して不平不満を言っているだけに過ぎないのだと思います。
「これが気に入らない。」
「あれが思ったことと違う。」
「そんなことは考えられない。」
と、愚痴を言っているだけなのかもしれません。
つまり、そういう質問をしてくる人達は、質問として私に問いかけてくるのですが、要するに、
「私が納得出来るように、先生、話してみてください。」
と、言っているだけなのだと思います。
そういう時は、私はこう答えます。
「そこから先は神のみぞ知る。という思考があると、いつも人生が楽になりますよ。」
思い通りにならないことが起こったら、良くない意味を考えるのではなくて、
「だからこそ」
「おかげで」
を付けて考えてみてください。
「交通事故に遭った。だからこそ、安全運転の大切さを知った。」
「病気になって働くことが出来なくなった。おかげで、健康のありがたさと周りの人達の温かさを感じることが出来た。」
「子供が引きこもりになった。おかげで、親子の関係を見直す時間が出来た。」
目の前に起こった現象に対して、よくない意味があると考えるよりも、それがあったからこそ、これから自分がなにが出来るのかを考えられるようになると、人生がワクワクして来ませんか?
自分の思いを無くして、自分が天の神様に頼まれてやるはめになったことについては、なにも考えないで「はい、わかりました。」と言いながらやっていけばいいのかもしれません。
そう思うと、ストレスがたまりませんよね。
ストレスがたまらない状態だと、自分が1番楽になるのではないでしょうか。