心理カウンセラーの風湖です。
新しい年を迎えると、今年の運勢がどうなのかが気になって、本を買ってきて調べたり、おみくじをひいてみたりして、その結果に一喜一憂している人も多いのではないでしょうか。
実は私も占いやおみくじは大好きです。
しかしその結果がどうであれ、あなたの一年がそれで決まってしまうということはあり得ませんから安心してくださいね。(^^)
「良い運勢」とは、天の神様ではなく、もしかしたらあなたの口から出ている言葉が決めているのかもしれません。
そんな風に言われると、「そんなわけはない。」と、思うでしょうか。
それならばたとえば、自分の口から出てくる全ての言葉を、
「人を温かくする言葉」
「明るくする言葉」
「優しい気持ちにする言葉」
「励まし続ける言葉」
だけにしようと決めてみませんか?
そうすると、だんだんと良い友人、知人にすごく恵まれて来ますし、人間関係の厚みがもっともっと増して来るようなのです。
反対に、不平不満や、愚痴や悪口を言っていると、そういう仲間同士で集まって、同じ話題で盛り上がります。
つまり、「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、「不幸」を言う人のそばには、それを言いたい人や聞きたい人がより集まって、お互いの「不幸」をさらに増やし合ってしまうのです。
一方、そういうネガティブな考え方をしない人は、暗い話や楽しくない話は聞きたくありませんから、そちらには寄って行かなくなるのです。
その結果、「不幸だ」「つまらない」と言っている人達は、そういう人ばかりが集まって暗い話をし、さらに不幸な人生を呼び寄せてしまうという人生から抜け出すことが出来なくなってしまうのですね。
それは、自分が投げかけた「幸せ」や「不幸」の種が、自分に返って来ているのかもしれません。
ところが、場合によっては自分からは言わないけれど、人が話す不平不満や悪口や噂話に付き合ってしまう場合もありますよね。
しかしこれも、普段から「人を温かくする言葉」や、「誰かを励ます言葉」を言っていない自分が引き寄せていることなのかも知れません。
そのような時は、面白い話題や情報を豊富に貯めておいて、その言葉がすぐに出てくるように訓練しておけば、相手に反論することもなく、さらりと話題を切り替えることができます。
自分が変わることで、その場は豊かで楽しい集まりに変わっていくのです。
今年の運勢は、あなたの言葉が呼び寄せるのだと知っていれば、もう不幸にはなりません。
「幸せ」の言葉は「幸せ」な人生を呼び、「不幸」の言葉は「不幸」な人生を呼ぶのですね。