心理カウンセラーの風湖です。



 人生には、「上り坂」「下り坂」そして「まさか」の瞬間が突然現れるものです。



 どんな出来事があっても「笑顔で淡々と乗り切る」ことが出来るかどうかで、この先の人生まで変えてしまうことがあります。



 心理学を勉強して、ある程度人格が上がってくると、突然、いわゆる理不尽な出来事があなたの周りでおこりはじめます。



 実は、その出来事が理不尽であればあるほど、人格が上がったことの証明ですから、その時はついに「卒業試験をするタイミング」が来たと喜んでください。



 その卒業試験というのはたとえば、病気で倒れたとか、お金がなくなったとか、就活が上手くいかなかったとか、彼氏と別れたとか、事故に遭って怪我をしたとか…。
 誰が見ても不幸だと言われるような出来事です。



 そのようなことが起こったとき、「そういうこともあるよね。」とニコニコ笑っていると、同じような問題は2度ともう起きなくなります。



 聖書にある言葉に、
 「なぜかなぜかと問いかけることなかれ」
 というものがあります。



 「どうしてこうなの?」
 「なんでそうしないの?」
 と聞くということは、
 「あなたの言うことや、あなたの行動すべてを気に入らない」
 と言っているのと同じです。



 つまり、あなたの生きている上で、周りに起こっていることの全部を否定しているということになるのです。



 ほとんどの人がストレスを感じるようなことに対しても、私だけストレスを感じることがなければ、人生をとても楽に生きることができます。



 なにかが起きた時に、いちいち反応することをやめて、自分はたいした人間ではない、ろくな人ではないと思い切ることが出来たら、誰からなにを言われても、なにをされても痛くも痒くもなく、ストレスも感じなくなりますよね。



 そしてさらに、自分に甘く、他人にも甘く許して生きていると、何よりも自分が楽になります。




 「大変」という字は、「大きく変わる」と、書きます。



 大変なことが起きた時は、自分が大きく変わることが出来るチャンスが訪れたときですから、あなたと、あなたの人生が変わるときなのです。



 そんな時、自分が良く見られたいとか、バカだと思われてはいけないと思ってしまうと、それがストレスになり、自分自身を痛みつけてしまうこともあるのです。



 ですから今年からは、「こうするべき」とか「あんなことは許せない」と、自分を守るために頑張ることをやめませんか。



 他人を責めず、自分を責めず、ただただ笑顔で生きていると、自然に人格がレベルアップをします。
 するとやがてまた新しい人たちや、新しいステージがあなたの周りに現れてくるのです。