心理カウンセラーの風湖です。



 私は、超常現象や超能力の世界に学生の頃からとても興味があります。
 心理学の世界に入ったのも、脳の働きの無限の可能性や、細胞のプログラミングの不思議を追求したいと思ったからです。



 ですから今でも、毎日のように心理学や人の脳の不可思議な世界の勉強をしています。
  私はの心理学の授業でも、生徒さんに「催眠」について楽しく教えています。



 そうすると、生徒さんからよくこんな質問をいただきます。
 「『催眠術』とか、『催眠療法』とかをタレントさんとかがかかっている映像をよく見るのですが、あれは本当に催眠術にかかっているのですか?」



 あなたもテレビなどで実際に催眠術師が催眠術をかけ、かけられた人が頭をうなだれて寝たような状態になる姿を見たことがあるのではないかと思いますが、あれは「睡眠」ではなく「催眠」です。
 だから、頭は起きています。



 ただ、体は催眠術にかかっているほうが心地よいと思うため、「自分の意思」でかかっているというのが「催眠」で、催眠にかかることを意識的に反抗している場合は催眠にはかかりません。



 そして、「催眠にかかろうと思っている状態」で、「気持ちよくリラックス出来て体中の力が抜けますよ。」と言われると、体が本当にリラックスするのです。



 ですから、信頼できる催眠術師に対しては「そのようになりたい。」「かかったほうが楽しそう。」と思うので、その状態に「自ら」なっていくのが「催眠」なのです。



 つまり、自分の意思に反して催眠術にかかることはありません。
 たとえば芸能人などが本当に催眠術にかかっているような番組があるのですが、あの人たちは、「かかりたい」から、自らの意思でかかっているのです。



 自分の意思で、催眠にかかったりかからなかったりできるということは、つまり、自分の身体の反応や思考のパターンは、自分の認識によって変えることが出来る、コントロールできる、ということがわかります。



 視点を変えれば、実は私達は、好きとか嫌いとか、暑いとか寒いとか、悲しいとか辛いとか、美味しいとかまずいとか言っていますが、それは、認識という催眠を通して自分の体に情報を与えていることに過ぎないのです。



 ということは、「自分は幸せ」だと思えば「幸せ」だし、「自分は不幸」だと思えば不幸になります。
 それはつまり、自分で選んでいる思考の認識に過ぎないことだということなのです。



 私はこれからも、そのような人間の認識からくる、人間の無意識の中に埋もれている無限の可能性をどんどん追求していきたいと思っています。



 そしてさらに、超能力や催眠術や超常現象に詳しい人との出会いや学びの場へもどんどん出かけて行き、たくさん経験もしていきたいと思っています。