心理カウンセラーの風湖です。



 「明日は雨が降るでしょう。」
 と、前日の天気予報で言っていた場合、たとえ傘を持って出かけたとしても、曇りの時はちょっと嬉しくなるし、晴れの時はとっても嬉しくなります。



 逆に、「明日は晴れでしょう。」
 と、前日の天気予報で言っていた場合、曇りだと「つまらない。」と思い、雨が降ったら「どうして?嫌だなぁ。」という気持ちになるでしょう。



 つまり、目の前のことがすべて思い通りにならなければ嫌だと思っていると、なにがあっても「嫌だ」か「当たり前」だけの気持ちにしかならないのです。



 逆に、「思い通りにならなくてもそれが当たり前だ」と思っていると、思い通りにならなかった時は当たり前で、少しでも思い通りになったときには、「すごく嬉しい!」と、感謝することが出来ます。



 あなたがもし、いつでもこのような考え方が出来るようになったとしたら、毎日がとても楽しく明るいものになるのではないでしょうか。



 なにが当たり前で、なにが嬉しくて、なにがありがたいのか。
 この3つの心の置き所を常に考えてすごしてみてください。



 雨が降ることが当たり前ならば、曇りや晴れがとても嬉しいことであり、感謝出来ますよね。



 今年ももうすぐ終わります。
 もうじきやってくる新しい年に、なにか新しいことにチャレンジしたいのに迷っている方もいらっしゃるでしょう。



 その、新しいチャレンジが成功するかしないかを考えるよりも、「成功しなくて当たり前」と、考えることができれば、勇気を出して一歩踏み出すことが出来るのではないでしょうか。
 

 チャレンジするからには、より良い結果を望む気持ちはとてもわかります。
 しかし、結果が思い通りになるのかならないのかは、誰にもわかりませんから、なんとなく怖いものですよね。



 思い通りにならなくて当たり前。
 常にそう考えていると、願いが叶ったとき、すごく嬉しいのです。
 だから、喜びを上乗せするだけの365日になるのです。



 それよりも、今、やりたいことが出来る自分の心と体と、環境に感謝して欲しいと思っています。