心理カウンセラーの風湖です。



 自分の仕事を探す時、自分が好きなことを仕事にしたいと思ったとしても、自分は一体なにをしたいのか、わからないとおっしゃる方はとても多いですね。



 また、自分のやりたいことがあって、それを「やりたい」と思ってやり始めようとしたとしても、つい「なにからはじめたら良いのかわからない…。」と考えてすぐに諦めてしまっていませんか?



 それらの理由は、子供の頃から特になにも興味を持たず、親が「やってみたら?」と言われればそれなりにやる気になり、しかもやる前に誰かに聞いて、やり方を教えてもらってから「正しい方法」をやるという習慣が身についているからなのかもしれません。



 自分で「面白そう。やってみたい!」と思って飛びつき、「自分であれこれとやり方を見つける」ということに慣れていないため、すぐに他の場所にノウハウを求めてしまう癖がついているのです。



 自分のやりたいことを成功させる方法は、
 「自分でルールを決める。」ことと、
 「一度決めたら没頭する。」ことしかないのです。
 



 しかも、何度も失敗し、こだわりを持たずにいろんなことをやってみることでしか、本当に好きな仕事は見つからないのです。



 これは、本来ならば当たり前のことなのですが、自分が「面白い!」と感じたことに対して、誰かに意見を求めても、その誰かが否定的な反応をした場合、すぐに自分で自信が持てなくなってしまうのですね。



 私達は、子供の頃から
 「こうしなさい。」
 「あれをしてはいけない」
 と、親や先生から「正しい」とされる方法や、考え方を刷り込まれて生きて来ました。



 子供の頃は、
 「そんなのつまらないな。」
 と、感じたはずなのに、いつのまにか
 「自分の気持ちを抑えることの方が良い」
 という考え方に慣れてしまったのですね。



 「やりたいけど、自分には無理。」
 「自分より若くて優秀な人は、山ほどいるのだから…。」
 「今からでは、もう遅いし。」



 そんな風に思って、せっかくやりたいと思ったのに、はじめから「大成功しないのであれば、やる意味はない。」と、思い込んではいませんか?



 もしもその結果がダメだったのならダメだったで、それでいいのではないでしょうか。
 あなたが自分でチャレンジしたいと思ったのであれば。



 はじめから結果を想像して、辞めてしまうよりも、そのプロセスを笑い話にするつもりではじめても、人生が楽しければそれで良いのだと私は思います。



 そうやって笑っていると、やがてあなたは誰かからなにかしらの仕事を頼まれる時がやって来ます。
 その時、はじめて天命を知ることになるのです。



 やりたいことがあるのならば、誰の言うことにも耳を貸さないと決めたほうが楽しいですよね。
 なぜなら、あなたの生きる目的や使命は、あなただけのものだからです。




 それを考えたら、とにかく手当たり次第はじめてみましょう。
 きっと、あなたの決断と行動を待っていて、あなたを求めている人がたくさんいらっしゃるはずなのですから。