心理カウンセラーの風湖です。



 もうすぐ年末がやってきます。
 今年は、いろんなことが起きた年でしたね。



 私達の生きている地球全域に渡って、人々を脅かすレベルの感染症が発生し、しかもまだまだ年が明けても続いていくような気配です。



 そんな現在を生きている私達の不安は計り知れません。
 自分の生活や仕事がこれからどうなるのか、経済的にも、身体的にも、精神的にも自分の未来が見えずになんとなくモヤモヤしてしまいます。



 そんな時には、すこし落ち着いて、深く深呼吸をしてみましょう。
 心を広く広くして、イメージを遥か宇宙に飛ばしてみるのです。



 宇宙は、私達を守ってくれています。



 たとえば太陽と太陽系の惑星というのは、非常にバランスがとれていて、地球も安心して(?)太陽の周りを回っていられるのですが、もしもほんの少しバランスが崩れたら、わずか数千年、数万年の内に太陽系は崩壊してしまうでしょう。



 太陽の引力と地球の遠心力のバランスが微妙にとれていますので、私達の生きている地球はキチンと365日と数時間で回っているのです。



 しかし、もしも太陽の引力がほんの少しでも強かったら、軌道がだんだん小さくなって、地球は数百年か数千年のうちに太陽に飲み込まれてしまうでしょう。



 その反対に、地球の遠心力が少しでも強かったら、次第に太陽から離れて、いつか宇宙の彼方にすっ飛んで行ってしまいます。



 このような素晴らしいバランスは、私達を守るための、なにかの大きな力によって作られていると思うのです。



 さらに、地球は自転しています。
 私達は遠心力と重力の影響を受けて体重が50キロとか60キロとかの状態を保っていられるのですが、もしも地球が自転をしていなかったら、(つまり、遠心力が無かったら)体重は500キロとか700キロになり、一歩も歩けずに地面にのめりこんでしまうらしいのです。



 その、宇宙レベルのバランスが「偶然」にもちょうどよくバランスがとれていて、私達は普通に毎日を生きていられるのだと思うと、どんなことにも共生している周りの環境や人達にまずは感謝すべきなのではないでしょうか。



 困った時は学ぶ時なのかもしれません。
 きっと来年からは、これまで常識とされてきた「普通」は通用しなくなりますから、これから起こるであろう「何か」に対応する人間の考えるチカラを見つける時なのかもしれません。



 不安なのは、誰かと比べたり、争ったり、競ったりする癖がついているからではないでしょうか。



 そうではなくて、こういう時こそ、小さな人間のひとりひとりにもできる役割を見つけて、みんなで協力しながらバランス良く生きることを考えることも必要なのかもしれませんね。



 私達人間は、大きな大きな宇宙に大切に守られているのです。
 人種を超えて、世代を超えて安心して生きられるように、毎日を楽しく穏やかに生きていきましょうね。