心理カウンセラーの風湖です。



 私はよくセミナーなどで「宿命」と「運命」の違いを説明します。



 「宿命」とは、「宿っているもの」で、誕生日や両親、性別、人種、名前など、自分に備わっているもののことです。



 一方「運命」とは、「運ばれてくるもの」で、何が運んでくるのかと言うと、成長の「流れ」が運んで来るのです。



 「運命」も、「運勢」も、「運ばれてくるもの」であり、それはその「人」によって「運ばれてくるもの」なのです。



 人生には、「不思議な流れ」があり、それはどうやら、個人の気持ちや計画なども飲み込んでしまうほどの大きなものもあるようなのです。



 それはたとえば、あなたが過去に「友達に裏切られた。」とか「彼にふられた。」という経験をした時の、とても傷ついて悲しい気持ちを抱えていたとしますよね。



 しかし実はそれは「運命による流れ」が訪れたせいであり、その流れには人生による成長のストーリーがあって、人間では抵抗できない程の大きな強い流れだったと考えると、なんとなく納得ができると思いませんか。



 私も、それを感じたことは何度もあります。

 その時の自分に過去「決心」があったのかどうかはわかりませんが、人生の辛く悲しい様々な経験があったとしても、「流れには抵抗出来ない。」のだなと感じました。



 私達の人生には、いろんな場面で「他人の善意や好意」もありますし、反対に「裏切りや別離」もあります。



 それを全て受け入れて、抵抗しないようにして、感想や批評を言わずに、新しく開いている未来の扉に向かって淡々と歩くようにしてみてください。



 もちろん、流れに抵抗しないということは、不安に思うこともあります。
 そんな不安を解消するためには、「言葉」を上手く利用することが大切です。



 たとえば20世紀の世紀末には、様々な人がいろんな意味で「不吉な予言」をする人が現れて、人々の不安を煽りましたが、その予言の言葉はことごとく外れましたよね。



 だとすれば、不安に煽られることが起きた時というのは、ひとつの時代が終わりを告げる時だと考えることもできます。



 そういう時は、また次に自分にとって新しいステージがやって来て、自分が成長する時なのです。



 ですから、「決心」しましょう。
 「決心」すると、必要な人がどんどん現れて、必要なことがどんどん起きるのです。




 辛く悲しい時は、「新しいステージにチャレンジする時が来た時」なのですから、気付かない間に成長していた自分を信じて、「決心」して、新しいステージの世界を待ち望み、前を向いて歩いていきましょうね。