心理カウンセラーの風湖です。



 「もしいずれ物事を真剣に捉えすぎてしまうことがあれば、私達は有機体の宇宙船で宇宙を飛んでいる、言葉を話す猿だということを思い出しなさい。」 



 アメリカのコメディアン、ジョー・ローガンの名言です。





 私達の体は全部、宇宙に存在する塵やガスの塊である地球から生まれてきます。



 そして、私達の体の中にできた病気やアレルギーも全部、体の組成物質の一部だとするならば、やはりそれらも宇宙の一部なのです。



 ですから、宇宙全部に感謝をすることができれば、病気や事故、トラブルなども「受け入れる」ことができるのです。



 「宇宙と自分は同じであり、別世界のものではない。」と思ったときから、広いこの宇宙までもが私達の生きるステージだと考えることができるのではないでしょうか。



 すると、宇宙全体のすべての存在に感謝をしたくなります。
 自分も他人も、その感謝をしている宇宙の中の一部として存在していると考えてみてください。




 私達は、その宇宙と切り離されて、ただ1人で生きているのではありません。



 どんなにすごい人でも、この宇宙の組成構造物質の中の一部にすぎないのです。


 
 すると、自分1人が誰よりも凄い人になりたいと願うことよりも、すべての人、すべての存在が全部味方であり、自分はみんなの中の一部として生きているのですから、みんなが同じように幸せになってくれたら嬉しいと思いますよね。



 周りの人が全部、喜びと幸せの波動になったら、その中で「幸せ」の連鎖の中に囲まれることになります。



 ですから、人間同士の争いは、本当に小さくカッコ悪い行動なのです。




 誰かを嫌いだと思う前に、自分はほんの小さな存在なのだから、誰かに助けてもらわないと生きていけないと気づくことが大切なのです。




 誹謗中傷、愚痴、泣き言、悪口、不平不満を言う人は、自分の無力さにいまだに気がついていないだけなのかもしれません。



 それは、どんなに偉い人でも同じです。

 自分の正しさを主張して相手を責めるよりも、人は助け合い、認め合いながら生きることの方が、幸福になれるのではないかと思うのです。