心理カウンセラーの風湖です。




 「私がやらなくて誰がやるのよ。」
 そのように自分に言い聞かせて、何もかも抱えて頑張っていませんか。




 「何でも1人でやらなければ。」
 という価値観を持っている人は、実はとても多いのです。
 もしかしたら、誰かからそのように教えられてきたのかもしれません。



 でも、誰かに頼ることを覚えると、人生はより楽しくなると私は思うのです。




 ただし、自分が他人に対して頼るためには、自分の中にある大きな信念を壊さなければなりません。



 それは、「誰も私に甘えさせないぞ。」という信念を真っ向から壊すことなのです。




 自分が誰かに頼ることができない人は、人の甘えを許せません。
 人を甘えさせない人は、自分も甘えることが出来ません。




 でも、人間社会というのは、人の間で生きているのですから、甘えあって生きてもいいのではないでしょうか。



 「許す」の語源は、「緩ます」なのです。
 自分を「許す」ことができれば、心も身体も緩ますことができて、とてもリラックスできます。




 ですから、なんでもかんでも自分でやるのではなくて、甘え合って生きるようにしましょう。




 例えばあなたが倒れてしまったら、あなたの仕事は誰かがやらなくてはなりません。
 そのためには、まさかの時に誰かにすぐに任せられるようにしておかなければならないのです。



 「幸せ」とは、「成し合わせ」なのです。



 つまり人は、人との間で役割を分担しながら生きているのです。
 自分1人にしかわからない仕事をしているのであれば、自分にも辛い時が訪れます。




 いつも有難うと言いながら、許しあって甘え合って、緩まし合って生きていきましょうね。



 「このくらいで、まあ、いっか。」
 ですね。