心理カウンセラーの風湖です。



 笑顔には、スゴイ力があるんです。
 という、お話です。



 本当に笑顔には素晴らしい効能があるようなのです。
 たとえつまらなくてもいいから、「つまんなーい」と言いながら笑う人を見ると、それだけで自分の波動も上がる気がしませんか?



 「笑ってあげなさい。
  笑いたくなくても笑うのよ。
  笑顔が人間に必要なの。」




 これは、マザーテレサの言葉です。



 昔、カール・ルイスという天才的なアスリートが世界中を熱狂させました。



 カール・ルイスは、1984年のロサンゼルス・オリンピックに始まり、1988年のソウル、1922年のアトランタと、オリンピック4大会連続で出場した陸上選手です。



 そして、なんと通算で9個の金メダルを獲得しました。



 その4回の大会で彼をナンバーワンにしたコーチが、2001年にスポーツ番組でインタビューに答えました。



 そのコーチがカール・ルイスに対して行っていた指導法は、
 「走り出して50メートルを過ぎたら笑うように。」
 というものでした。



 実はカール・ルイスはとても不器用な選手で、スタートが非常に苦手だったのだそうです。



 しかし、スタートダッシュで最初は遅れていたのが、50メートルを過ぎるとダーっと抜いて一位でゴールするのです。



 そのパターンでいつも優勝していました。
 実はその秘訣は、「笑う」ことだったのだそうです。



 身体に力を入れないように、必ず手を開いて走り、50メートル過ぎたらニーっと笑う。
 その瞬間に体の筋肉がものすごくしなやかになり、一気に加速してゴールイン出来るようなパワーが湧き上がるなんて、驚きですね。



 薬学博士の池谷裕二さんは、以下のように説明していました。

 

 「身体は脳の支配下にあると思われがちですが、本当は逆で、カラダが主導権を握っています。



 進化の過程を思い出してください。脳とカラダのどちらが先に発達したか。
 もちろんカラダです。



 カラダのない動物はいませんが、脳のない動物はいくらでもいます。
 脳は進化の歴史では新参者なのです。」
 



 「楽しいから笑う」のではなく「笑うから楽しい」のです。
 「やる気が出たからやる」のではなく「やるからやる気が出る」のです。



 「幸せだから笑う」のではなく、「笑うから幸せになる。」のですね。



 さあ、今からみんなで笑いましょうね。