心理カウンセラーの風湖です。



 いよいよ来月から、毎週月曜日の21時から30分間の、zoomによる「オンライン心理学講座」を始めます。
 
 昨夜、そのリハーサルを兼ねて無料オンライン心理学講座を配信しました。



 たくさんの申し込みをいただきました。
 本当にありがとうございます。




 今、悩んでいる皆さんの支えになりたい。
 私は、これから始まる人生のテーマに向き合い、今からワクワクドキドキしています。



 大人になってから、何かにチャレンジをしたいと思っているのに、失敗を恐れてなかなか動けないと思っている人にも是非見てほしいのです。




 生きることが少しでも楽しいと思っていただけるように、毎回楽しいお話を用意してお待ちしています。




 般若心経(仏教の基本聖典て、大乗仏典のひとつ。)の中に、「色即是空」という言葉があります。



 「色」とは、形あるもの、目に見えるもの、手につかめるもの、といった意味です。
 狭い意味では「肉体」を指し、色欲、色情という意味にもとられていますが、もともとは「物体であること」を意味しています。



 「空」とは、何も存在しないこと、物体のないこと、うつろなことの意味です。




 ですから「色即是空」とは、
 「形あるもの、目に見えるもの、命あるものは必ず滅する。常なるものはなく、無情である。常に同じものはない。形あるものはない。」
 とする解釈が主流のようです。



 しかし、その言葉をもっとわかりやすく掘り下げていくと、
 「現象はもともとニュートラル、中立であり、ゼロであり、色が付いていない。それなのに、私達の心が、楽しいとか、つまらないと評価しているだけのことである。」
 とも訳すこともできるのではないでしょうか。



 1988年の映画「ビッグ」を知っていますか。
 トム・ハンクスの主演のコメディ映画です。



 その内容は、主人公のジョシュは、12歳の平凡な少年でしたが、移動遊園地でゾルター人形に“僕を大きくして”と願い事をするのです。



 すると翌朝、中身は子供のままの成人男性の姿になってしまうのです。
 母親から誘拐犯だと間違えられたジョシュは、身を隠すためにニューヨークへ行き、おもちゃ会社に就職していきなり出世をするという物語です。



 ストーリーは結構ありがちですが、だからこそ頭に入って来やすく、分かりやすい面白さがありました。



 私達は、子どものときの感覚をどんどん忘れていっています。




 この映画は、頭ばっかり硬くなって、損得ばかりが気になって、人の目を気にしすぎるあまり、大切な部分をおざなりにしていると考えさせられる作品なのです。




 この映画を観ると、「今考えてること迷ってること悩んでることって意外と大したことないかもしれない。」と、元気付けられます。




 「色即是空」の考え方…。
 それは、すべてがニュートラルの物事に対して、評価論評をしているのは自分であるということです。



 ということは、「空」である現象を「嬉しい、楽しい、幸せ」と捉えれば、過去のことも今日以降のことも、全て幸せに感じるのではないでしょうか。



 「ビッグ」の映画の中で、35歳の男性が会社のオモチャで夢中になって遊び、その姿を見た上司に気に入られてそのアイディアがどんどん採用されたり、初めてのお給料をもらった時、その金額を見て大喜びして飛び跳ねている姿がとても印象的でした。



 心理学講座で、もう一度でいいから思い出してくださいね。
 子供の頃のあの感覚を。