心理カウンセラーの風湖です。



 世界一のファストフードチェーンであるマクドナルの創業者、レイクロックさんをご存知でしょうか。



 レイクロックさんは、現在のマクドナルドの生みの親であることは間違いありませんが、当初マクドナルドというお店を立ち上げたのはレイクロックさんではないのです。



 レイクロックさんはもともとミキサーを作る会社を経営していたのです。



 そんなレイクロックさんは、マクドナルドの真の創業者であるマクドナルド兄弟に、麦芽と牛乳のマルチミキサーを売るため営業に向かった際に、彼らのビジネスに魅了され、フランチャイズ権を譲ってもらおうとマクドナルド兄弟を説得したのです。




 こうして兄弟はレイクロックさんにフランチャイズ権を譲り、レイクロックさんはイリノイ州デスプレーンズで最初のハンバーガー店を開業するために借金までしました。



 これが、世界1のフランチャイズビジネス、マクドナルドの始まりだったのです。


 さらにレイクロックさんは、フランチャイズ加盟者のためだけにハンバーガー大学を設立しました。


 「ハンバーガー学」の大学ですよ、皆さん。

 世界でも類を見ないビジネススクールですね。


 そんなレイクロックさんはこのような言葉を残しています。


 「お金のためだけに働いているならば、絶対に成功はできないが、もしもあなたが自分のしていることを愛し、常に相手のことを最優先するなら、成功はあなたの手の中にある。」


 そしてもうひとつ注目すべき点は、レイクロックさんは、冴えないセールスマンから一転、52歳のときに出会ったハンバーガーショップを世界最大のチェーンに創り上げた男であるということです。


 それまでは、高校中退後の第一次世界大戦中に15歳で救急車ドライバーの訓練を受け、衛生隊に所属していました。


 ちなみに、同じ衛生隊にはウォールトディズニーさんもいたのだそうです。


 そして終戦後は、ピアニスト、紙コップのセールスマン、ジャズ演奏家、バンドメンバーなど職を転々としていたそうです。


 そして、50歳を過ぎてから小さなハンバーガーショップを経営していたマクドナルド兄弟と出会い、そこから彼の人生が変わっていったのですね。


 「もうこんな年齢だから」とか、

 「お金がないから」とか、

 「時間がないから」とか。


 そのように考え、何もかも諦めてしまっていませんか?


 一度諦めてしまうと、もう面倒だと思い、2度とそちらを向こうともしなくなってしまいます。


 「思考のスケールが小さいと、その人自身も小さいままで終わってしまいます。」


 彼の残した言葉は、ビジネスで成功を目指す人だけではなく、様々な人生を生きる人達の心に響き続けるのではないかと思います。