心理カウンセラーの風湖です。
あなたの周りには、他人の悪口や不平不満をいつも言っている人はいませんか?
もしかしたら、時々はあなたもその人に同調してしまっているかもしれませんね。
他人の悪口を言ったり、何かの愚痴を溢したりすることをよく、「毒を吐く」といいます。
「毒を吐く」とは、悪口や嫌味など「悪しきことを言う」という意味です。
たとえば「毒を吐く人」ならば、「人の悪口や嫌味を言う人」となりますね。
ほかにも「毒づく」や「毒舌を吐く」も同様の意味で使われます。
毒を吐くことは、聞いている人を不愉快な気分にさせますよね。
しかも、日頃から毒を吐いていると、その言葉を一番耳にしているのは自分ですから、実は自分もその毒の影響を受けてしまうのです。
そして、本当に「毒」を吐いているのです。
何故なら、そのような人がいる空間は、なんとなく空気が濁っているような気がしますからね。
ですから、現状に不平や不満を持っていて、幸せを感じられないような人は、無意識のうちに毒を吐いていることが多いのかもしれません。
どんなに素晴らしい人でも欠点はあるし、どんなに悪い人でも長所はあります。
他人の悪口を言うのはあまり好ましくないですよね。でも、腹が立つ時もあります。
そんな時は、何も言わないのが1番なのです。
そしてあなたがいわれのない誹謗中傷の被害にあっても、自信を失う必要もありません。
なぜなら、毒を吐く人は、劣等感や競争心が強く、自分を大きく見せたいと思っているため、つい他人を攻撃するような発言をしてしまうことが多いからです。
さらに、毒を吐く人は、それが習慣になっている場合が多いので、あなたのいないところでは、実はあなたの悪口を言っている場合も多いのです。
そうした心理を理解することでうまく付き合えるかもしれませんが、付き合う必要がないのであればやはり「距離を取る」のが良いのです。
基本的に毒を吐くことは人を嫌な気分にさせてしまいます。
ですから結局、うわさ話をした人もされた人も傷つくことになります。
あなたが自分の名誉を守ってほしいと思うように、他人の話をするときは他人の立場に立ってするべきです。
そしてなにより、うわさ話をする人の顔は、眉間にシワが寄り、嫌な顔になっているものです。
他人に対する誹謗中傷は、本人の名誉を傷つけ、人間関係を台無しにして、さらにその人の顔まで歪めてしまいますから、もう今日から勇気を持って辞めましょう。