心理カウンセラーの風湖です。



 最近のニュースや情報番組では、元アイドルの男性が飲酒運転で交通事故を起こし、逮捕されたという衝撃的な話題が放映されています。



 その人がどんな過去の経験の持ち主であれ、その飲酒運転という行為がもしも普段の習慣になっていたのであれば、その不誠実な行動によって自分の人生を自分で台無しにしたとしか言いようがありません。



 
 「人間はみな、習慣の生き物だ。」
 という格言があります。



 毎日、思考と行動を通じて繰り返ししていることは、どんな事でもやがては自分の習慣になります。



 習慣とは、特定の行動を何度も繰り返しているうちに、第二の性質となったものです。
 そして、いったん習慣が身につくと、自動的に反応するようになり、それについてあまり考えなくなります。



 つまり習慣は、良いものも悪いものも長く続けるほど強く、当たり前になるのです。



 大切なのは、自分が悪い習慣を持っていることを早いうちに認めてそれを変える決意をして、その決意を実行することなのです。



 シェークスピアは、
 「まず人間が習慣をつくり、次に習慣が人間を作る。」
 と、言っています。



 あなたの悪い習慣は何でしょうか?
 自分にとってなんのプラスにもならない習慣を取り除くことをしましょう。



 では、どうすればいったん身についた習慣を取り除く事が出来るのでしょうか。



 それは、自分のことよりもまず、他人の気持ちに目を向けることを心がけることが大切です。




 私達が、自分のことだけではなく、他人のことをもっと思いやる気持ちを持てば、世の中は少しずつ変わるのではないでしょうか。



 作家のアレクサンダー・ロックハートは、その著者の中でこう呼びかけています。



 「親切な言動をするたびに10セントをもらい、不親切な言動をするたびに10セントを払うなら、あなたは金持ちになるだろうか?
 それとも貧しくなるだろうか?」



 例えばあなたが本当に孤独で寂しい人生を送っていたとしても、親切はそれをした人に必ず戻って来ます。



 人に親切にすることによって、あなたは心の中でとても大きな満足感を得ることが出来ます。



 そして、親切にしてもらった時の記憶は、人の心にかなり長く残ります。



 私が、オンライン心理学講座を開くことを決めた時、ある人から言われた応援メッセージがあります。



 「ロウソクは、別のロウソクに火を灯しても、それ自身の明るさを失う事はないです。
 あなたが本当に誰かの心の灯りを灯す事が出来たら、それはたくさんの人に伝染します。」



 私は、これからもずっと親切を習慣にして、そして自分のハートにどんどん灯りを灯し、さらに誰かの心にも火を灯し続けて行こうと思います。