心理カウンセラーの風湖です。
「たった1時間で、こんなに自分の気持ちが変わるなんて、驚きました。
先程まで悩んでいたのが、嘘みたいです。」
ある、セミナーに来てくださった30代のある女性が、そのようにアンケートに書いてくださいました。
私が心理学を教えていて、本当に幸せだなぁと思う時は、私の話を聞いてくださった方々が、パッと前向きな顔に変わる瞬間に出会える時です。
私は、占い師でも無いし、宗教家でもありません。
「心理学を学ぶ」ということは、「心の理由を知る」ということなのです。
そして、常日頃私達が考える心の中の感じ方を少しだけ変化させる事が出来たら、人は変わる事が出来るのです。
私の生徒さんたちの中にも、はじめは何かに悩んでいたり、あるいは自分の現状になんの疑問も持たずに納得をしていた人が、だんだんと変わっていく姿が見られると、心から「ああ、良かった。」と、思います。
しかし、当然だとは思いますが、そんな肯定的な意見を下さる方ばかりではありません。
たまに無料セミナーに来てくださる人の中には、批判的な意見を言われる方もいらっしゃいます。
そんな時でも私はニッコリと微笑んで送り出します。「また来てくださいね。お待ちしています。」と、言いながら。
相手がどんなにネガティブな態度をとっても、私はポジティブな態度を貫くことをモットーにしています。
なぜなら、相手がネガティブな態度をとるのは相手の自由ですし、私がポジティブな態度を貫く自由を奪う権利は誰にも無いからです。
あなたが何をしようと、一部の人々はあなたの努力を批判したがるものです。
しかし、ほとんどの人は、あなたのやろうとしている事を歓迎してくださいます。
それでも「批判的な意見」は、あなたの自信や自分に対する価値観が揺らいでしまい、自分が無能な人間のように感じてしまいますよね。
批判を聞かなくてはならない時は、それがその人の個人的な見解に過ぎない事を心に明記しましょう。
批判的な判断をする人のそばにいると、自分についてネガティブな考え方をしてしまいます。
「そうですよね。わかります。」
これは、魔法の言葉です。
「わかります。」とは、「あなたの意見を受け入れます。」という意味ではなく、「あなたの感じ方は理解出来ますが、私はそういう風には感じません。」というニュアンスの切り返す言葉です。
私達が人生でもっとも必要としているのは、批判的な意見で反省を促す人ではなく、自分の能力を引き出してくれる人です。
古代ギリシャの哲学者プラトンは、
「最高の勝利は、自分を乗り越えることだ。自分に負けることは、あらゆることの中でも最も恥ずべきことだ。」
と、言っています。
私はこれからも、何かに悩んで自分を見失ってしまっているあなたの心の中のモヤモヤまでもスッキリと晴れさせる、あなたの応援者になります。