心理カウンセラーの風湖です。
皆さんは最近、心から笑っていますか?
「笑う門には福来る。」
ということわざがありますが、実は「笑い」には、人生が上手くいくヒントがたくさん隠されているようなのです。
「喜びと笑いは人の心を温める。
人と人とを結びつける。」
心理学者アルフレッド・アドラーは、人と人とを結びつける感情として「喜び」をあげました。
「人と人との結びつきを信じている人のみが喜びの感情を「笑い」として表に表し、その感情により、さらに人との結びつきが深まるのです。」
つまり、相手との関係をもっと親密にしたいのであれば、2人が笑顔になる雰囲気作りが一番効果的なのですね。
そして、昔から「笑いは百薬の長」とか、「一笑一若(一度笑うと、一つ若返る)」などといわれているように、最新の医学研究では、笑いによる驚くべき健康効果や美容効果が明らかになっているのです。
1. 笑うと痩せる
爆笑するとよくお腹が痛くなりますが、大笑いすると腹筋や横隔膜を激しく上下させるので、かなりの運動量になります。目安としては3分ほど笑うと約10kcalの消費になるとか。また、笑うと呼吸が活発になり、酸素消費量や血流も増えるので、中性脂肪を燃焼しやすくなります。
2. 笑うと綺麗になる
笑うと目の周りや頬、口角など顔の表情筋が動くので、血行が促進され、肌の新陳代謝もスムーズになります。シミや大人ニキビの予防になり、肌の色ツヤもよくなります。また、免疫力が上がるので、アトピー性皮膚炎の治癒力も高まるといわれています。
3.笑うと頭が良くなる
笑うことで“記憶の中枢”と呼ばれる海馬(新しいことを学習する際に不可欠な大脳の器官)の容量が増えると言われています。また、笑うと脳の血流量がアップするため、脳の働きが活性化されます。笑いを理解するためには多くの脳神経細胞を使うため、ボケ防止になるという説もあります。
4.笑うと幸せになる
癒しのホルモン”と呼ばれるセロトニンの不足は、うつなど心の病の原因になりますが、笑うことで脳幹からセロトニンが放出され、精神バランスが整います。また、“ハッピーホルモン”の異名を持つベータエンドルフィンが血中に分泌され、多幸感がもたらされます。
ですから私は、心理学講座やカウンセリングの時、受講生の皆さんやクライアントさんには常に笑っていただくように心がけています。
(しかし実は、私が1番楽しんでいますけれど。)
何故なら、毎回皆さんの笑顔が見られるのが嬉しくて、そして笑いは、日々の成長のビタミンとなりますから、その人の人生まで変えてしまうパワーがあるのを実感しているからです。
そして、最近笑っていないなと感じている方や、あの人との仲をもっと深めたいなと思っている方も、ぜひ努めて笑顔を作ってみてください。
その笑顔が心から出てくるものなのか、笑顔に努めるから出てくるものなのかは特に関係ありません。
感情は伝染するようですから、あなたの笑いが周りの人達の心を癒す効果もあるそうです。
あなたの大好きなあの人も、あなたの笑顔で癒してあげてくださいね。
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カウンセラー風湖