心理カウンセラーの風湖です。
「気になる彼ともっと仲良くなりたいと思っているのですが、どうすればいいでしょうか。」
「彼女の理想の男になりたい。でも、自信がないのです。」
「いつも遊びに行く仲なのに、それ以上の進展が無くて悲しい。」とか、「会社の同僚が好き。その人になんとか気に入られたい。」「自分の事を好きになって欲しい。」と望む人は多いのに、その方法がわからないと言う相談はとても多いですね。
やはり恋愛に悩む皆さんは、誰もが「この気持ちを告白して、成功させたい。そして幸せな気分になりたい。」と、願っていますよね。
実は、相手の気持ちをこちらに振り向かせる為には、簡単なコツがあるのです。
それにはまず脳科学、つまり脳の仕組みから知っておきましょうね。
脳がどんな事を求めているかがわからないと、ひょっとしたらあなたが望んでいる方向と違う向きに相手の心を導いて行ってしまうかもしれません。
そのヒントは、人間の本能に基づいた3つの欲求にあります。
そのひとつ目は、「競う欲求」です。
原始的な人間社会では、生き残る事はすなわち生きる糧を獲得するための競争に勝つ事でした。
ですから、そうした「原始の記憶」が、人間を競争を好きにさせているのです。
「あなたは素晴らしい。」
「あなたは誰よりも価値がある。」
「あなたに会えて嬉しい。」
そんな風に、「あなたは誰よりも価値がある」と言われるだけで、人はそう言ってくれる人を好きになるものなのです。
そして次は、「仲間になる欲求。」です。
例えば学校などで仲良くなった友達のことを思い出すと、家が近くだったとか、趣味が同じだったとかの共通点があったはずです。
「あなたと似ている。」
「あなたと一緒。」
「あなたと同じ事に興味がある。」
そう言われると、言われた相手は不思議になんとなく親近感が湧いてくるものなのです。
さらに、「知る欲求。」です。
これは「全ての新しい出来事に対して何故?どうして?と疑問を発する」という好奇心に繋がっているという本能です。
そして人は、何か質問をされると、それに答えてあげたいという心理が働きます。
ですから、ちょっとだけ知った事を褒めてあげると、相手の脳は嬉しくなるのですね。
したがって、人は「競争」「マネ」「好奇心」という行動意欲を、日々の交流を通して刺激して褒めてあげると、相手の気持ちを無理やりこちらに向かせようとしなくても、自然に好意のスイッチが入るように出来ているのですね。
逆に、人が1番遠ざけたい、すなわち敬遠してしまう異性の特徴とは、「よくわからない人」なのです。
例えば、昨日は仲良く話をしていたのに、次の日は冷たい態度を取るとか、ある時は甘えて何かを頼んで来たと思ったら、次に会った時はいきなり怒ったような顔をしたり。
相手と向き合うのが恥ずかしくても、他の誰かと仲良くしていて嫉妬してしまったとしても、相手に「どうして機嫌が悪いのだろう?」と、思われてしまうのは、仲良くなるどころか、マイナスの要素しかありませんよね。
聖書に出てくる、「マグダラのマリア」という女性がいます。
その女性は、イエス・キリストが愛した女性だと言われています。
ただ、イエスの事を信頼し、尊敬し、支え、イエスが処刑されるその時までずっとそばにいただけの女性でしたが、イエスが処刑されて数日後に彼が復活したとされた日の、その1番最初に、イエスは彼女に会いに行ったと言われているのです。
彼女は、これまでずっと娼婦だと聖書に記されていました。
しかし、2016年。最近になって彼女は、12使徒に混ざり、イエスの弟子だったと研究者によって証明されました。
彼女は、家族や周りからの反対をされても、心に悪魔が宿っている女だと言われても、イエスを愛し、尊敬し、そばにずっと寄り添っていた女性なのです。
見返りを求めず、わがままを言わず、ただ純粋に相手を想う気持ちこそ、愛される唯一の秘訣かも知れませんね。
私はずっとあなたを応援していますよ!
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カウンセラー 風湖